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2023/9/12 薬の効果・検査・心電図

これは問題ないと言われた原因不明の動悸が不整脈と診断されるまでの経過を書いていく記録です。

飲み始めて4日目。ソラナックスの効果は?

動悸の原因は心因性のストレスだと言われ心療内科を受診しました。9月9日夜からソラナックス(緊張や不安を和らげる薬)を飲み始めました。心療内科の先生は「4、5日飲めばすーっと落ち着いてくる。」と言いました。その結果はどうなったでしょうか。

9月10日〜9月12日の心拍数の経過

悲しい事に心療内科の先生の言った通りにはなりませんでした。以前と変わらず動くと心拍数が高くなり、動悸も起こって苦しくなりました。ただ動悸の持続時間が短くなって動くのが以前より楽になりました。これは薬の効果だと思いました。

緊張や不安も動悸の要因だったかもしれないが原因ではなかった、心療内科の先生が言ったような結果にならないのは他に原因があるからではないのかと私は考えました。

アップルウォッチで発作時の心電図をとる事はなかなか難しかった

ソラナックスの効果で動悸の持続時間が減った事は体にとっては良い事でしたが、発作時の心電図をとるという目的に対しては悪い事でした。アップルウォッチの心電図をとる時の仕様のせいで心拍数が高い状態で心電図をとることが難しかったからです。

私が持っているアップルウォッチ(シリーズ7)で心電図をとる時はデジタルクラウンにアップルウォッチを装着していない方の指をあてて30秒間動かずに静かにします。動いたりして波形が乱れると自動でやり直しになってしまい更に30秒間待たなければならなくなります。

アップルウォッチを左胸部につけて心電図をとる時に大変だった事
①手首の何倍もやり直しになる。場所によっては呼吸で波形が乱れる。
②手首から外すのでロック画面になってしまい解除するという手間が増える。
③左胸部にあてるとアップルウォッチを固定している右手で画面が見えなくなるので30秒待って確認したら何もとれていなかったという事が何度もあった。

発作時の心電図1枚目

何度も試行錯誤してようやく発作時の心電図がとれたのは9月12日でした。
朝の7時15分に動悸と共に心拍数が143拍/分に上昇。アップルウォッチを左胸部にあてて何回もやり直しを繰り返して7時18分に心電図をとる事が出来ました。

①の画像が通常時にとった心電図、②の画像が動悸が起こった時の心拍数と心電図です。比べてみてください。

①通常時に左胸部にあててとった心電図
②9月12日朝の動悸時の心拍数と左胸部にあててとった心電図(7時18分にとれたもの)

私には変化が起きているように見えました。ただ心拍数が83拍/分なので医師に見せても問題ないと言われそうだと思いました。

クッシング症候群の検査

この検査のために前日夜11時にデカドロン錠0.5mg2錠を飲みました。
9月12日朝A総合病院を受診し安静時採血を受けました。
A総合病院では紹介状なしで他科を受診できると知ったので受付で循環器内科を受診できるか相談してみました。「循環器内科は専門の診療科になるので紹介状が必要です。どこかの病院で書いてもらってください。また症状が落ち着いた時じゃなくて症状がある時に受診してください。」と言われました。

発作時の心電図2枚目

不整脈かもしれないと医師に認めてもらう為には心拍数が高い状態での心電図が必要、また症状がある時点での受診が必要と感じました。

幸運な事に帰宅して昼食を食べていた時に動悸が始まりました。
12時19分に動悸とともに心拍数が146拍/分まで上昇。苦しくて動くのも辛い中左胸部にアップルウォッチをあてました。この時はスムーズにとれました。

9月12日昼食時の動悸時の心拍数と左胸部でとった心電図(12時19分)

今まで見た事がない、初めて見る波形でした。
これはどうみても正常に見えないし不整脈なんじゃないの?と私は思いました。

とにかく今の状態でみてほしい、遠い病院では到着までに動悸が落ち着いてしまうかもしれない、そう考えた私は家から一番近いBクリニックに電話しました。Bクリニックは昼休憩中でしたが事情を話すと診てくれると言ってくれました。
タクシーで向かいました。

Bクリニック

到着してから心電図をとりました。診察室に呼ばれて症状と経過を伝えました。アップルウォッチで朝と昼の動悸が起きた時にとった心電図を見せました。
先生は「うーん。」と考え込んでいました。
「心エコーとってみる?」というので私は「お願いします。」と言いました。

心エコーをとったあとまた診察室に呼ばれました。
「発作性上室性頻拍は突然始まって急に終わるんだよ。心拍数160〜180拍/分がずっと続けば不整脈の可能性あるんだけど、これは136だから大丈夫。さっき検査した心エコーも心電図も問題なかったよ。心電図に洞頻脈と書いてあるでしょ。問題ない頻脈の事だよ。」

Bクリニックでとった心電図(12時37分)

私は今まで医師の言う事が正しいんだ、医師を信じようと思ってきたのですがこれはありえないと思いました。
心拍数が150拍/分以下の不整脈もあるし何より昼にとった心電図は運動も何もしていない状態で136拍/分だったのです。
それを伝えても何を言っても「136は高くないから大丈夫。苦しくなって動けなくなっても心臓は問題ないから休んで良くなったらまた動いていいんだよ。」
「150以上になってもですか?」私は聞きました。
「問題ないよ。A総合病院には手紙書いておくね。」それで終わりでした。

これだけ頑張ってアップルウォッチで通常とは違う心電図がとれても病院の検査で問題なかったら問題ないと言われてしまうのか、と私は絶望しました。
それなら病院の検査で認めてもらえばいい、運動負荷心電図を受けようと決めました。






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