参加者に聞く!

この記事は再々刊第1号に掲載出来なかった第55回全道ロシア語弁論大会参加者へのインタビュー記事です。


 我々は弁論大会聴講中に興味深い参加者に出会った。その方はAクラス第3位の岡山県から出場した会社員の角南順哉さんだ。角南さんは北海道の詩人である文一郎と日露関係について述べたのだが、途中河邨が作詞し、札幌市営地下鉄の接近メロディーにもなっている(取材当時)「虹と雪のバラード」をロシア語で熱唱し、会場からは拍手が起こった。その自作の歌詞を見せてもらった。

お手製の歌詞=河西和摩撮影

 なぜこの題材にしたのか角南さんに話を聞くと「北海道の地元ネタを披露したかった。道外の自分がネタにしてどう受け止められるか不安だったが、審査員らによる講評では好意的に受け止めてもらい良かった」と語った。
角南さんは今回の大会の他に関西などで催されている大会にも出場しており、北海道の大会には2020年度から出場しているという。大会ごとに「自己ベスト更新した」や「上手くいかなかった」など感じ方があるとのことで、今回の大会では「上には絶対上がいる」と感じたとのことだ。仕事と両立しながら、情熱を持って活動する姿に文法に躓いている筆者は勇気づけられた。

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