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アパリグリハ(ヨガ哲学)
こんにちは。
ヨガインストラクターのももこです。
いきなりですが、皆さん自分のことが好きですか?
ヨガに来られる方、ボディーメイクに来られるかたにこの質問をしてみます。
・好きではない
・好きとは言い切れない
・今は好きとまではいかないから好きになるためにヨガやボディーメイクしに来た
などとご回答いただきます。
私も同じ意見でした。
自分で自分のことを好きになってあげたいと思ってヨガを始めました。
ヨガを始める前までの私は自分のことは大事だけど、自分のことを甘やかしているようなきがして、好きだとは言い切れませんでした。
歯がゆい感覚を抱きつつ、人に優しく、自分に厳しく!
これが実践すべきことで、美徳だとも思っていました。
そもそも自分が好きって言えるって、スゴイ!
とも思っていました。
「この人は自分に自信があるんだなぁ」
「自己肯定感高いんだなぁ」
「失礼だけどこの人ナルシスト(笑)!?」
とかね。
その後には、
「好きって言える自信や誇りに思っていること、秀でたものがあるんだろうなぁ!」と続きます。
何がいいたいのかって・・・
この固定観念こそが私を縛って、囚われていた思考回路だということです。
相対評価基準で、様々な関門をクリアしないと、
私は自分のこと好きだ!と言えなかったんです。
ヨガスートラ(ヨガの聖典)ヨガ八支則
第一章「禁戒」ヤマ(すべきでないこと)
(5)アパリグラハ「不貪(ふとん)」
アパリグラハは物欲や所有欲、執着からの解放を意味するため本当に必要な物だけを見つけて手に入れることが大切という教えです。
必要以上に目移りせず、よく考えて今の自分に必要な物だけで生活すること。
アパリグリハの実践で、何にもしがみつかず、欲しがらない、自分に必要な物だけで暮らすこと。それだけで幸せな人生を歩けることです。
私は、自分に対してアパリグラハをがっつり犯していました。
好きになってあげたい・・・
おしいところまで到達していましたが、アパリグラハが停滞していたヨガを始める前までのの思考回路は
自分のことをすきだというあの人と、私。何が違うのかな・・・←相手に対しての執着
私に何が足りないのかな?←所有欲
自分のことが好きと言い切れない満たされない思いは、
答えを自分以外の外側に求めていたからなんですね。
「かぁ~、この人いいなぁ!素敵!」って思う人は、すごく自然体・ナチュラルでサラっと自分のこと好きって言える人なんです!!!
好きになるために理由はいるのでしょうか?
否、理由づけは必要なかったのです。
ヨガやボディーメイクをして自分を変えたいと思ったその瞬間、その時点で自分に対して興味があり、自分のことが好きという現れであって、その結果の行動だったんですね!
行動そのものが自分をすきでいる証なのに、自分の固定観念の枠の中で、理由や言葉で定義づけして自分が好きだという概念を確立させようと思っていたのです。好きになるための概念から放たれたとき、好きになるためのアイテム探しをしていた自分に気付けて、なんて健気で愛らしい努力をしていたんだ!そんな自分、すっきやなぁ~って言えるようになりました。
昔の人はよく言ったものです。
嫌い嫌いも好きのうち。
嫌いの内に好きがある‼️
自分には、まだあれもこれもなくて、はぁ嫌いっておもっていたけど、それは違ったんですね。自分に足りないものを感じられるほど、自分を見ているという証です。否定するのではなく、まずは自分のことに意識が向いたことを自覚してあげます。そして、自覚したことに対して、褒めてあげます。自分が自分のことを見つけてあげて、褒めてあげることがどれほど自分のことを癒すことができるか。
誰かに私のこと褒めて~!といっても、自分の求めている回答でなかったり、ずっしりと心に響くものがもらえるでしょうか?自分の気づきこそが、自分のことを安心させてくれるものだと感じています。
甘やかすのと、自分を大切にすることは違います。
本当の自分に気づいて、好きだと言ってあげましょう🙏
私は褒められて伸びるタイプです。
昔から褒めてもらうことに命をかけてきた・・・そんなタイプ。
だからこれからは、自分のことを褒めてあげることに全力を注ぎ、自分で自分のことをどんどん好きになっていいこうと思っています。
自分のことが好きですか?
この質問自体、今とヨガする前とでは、捉え方がまったく違います。
こう思えるようになったのがヨガ哲学から学んだYOGAの恩恵だと感じています。
YOGAは生き方だと思っています。
これからもYOGAを通して、生きやすさを追求していきたいとおもっています。
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