花粉症対策にも腸活を!
もうすぐ花粉症の季節がやってきます。
今年は、過去10年で最も飛散すると言われており、今まで花粉症ではなかった人でも発症する可能性があるとも言われています。
免疫力を高めておくことで、症状を緩和できます。
今から来たるシーズンに備えて、腸活しませんか?
腸内環境が整うと免疫機能が向上します。
まずは、免疫力がUPする腸の仕組みからお話します。
腸ってどんな器官なの?
腸は、小腸と大腸に大別されます。
腸の3つの働き
1. 食べものを消化吸収して、栄養を取り入れる。
2. 排便でいらないものを外に出す。
3. 細菌をとどめて育てる。
「消化・吸収」は主に小腸で、「排便」は大腸が関係します。
小腸の役割は、①栄養・ミネラルの消化・吸収②免疫の要(体内の免疫細胞におよそ70%が集中)免疫を高める効果ある③腸内細菌の畑
大腸の役割は、①食物繊維や水分・ミネラルの消化吸収②腸内細菌の主な畑③便を作る
腸の中には様々な細菌がコロニーを作ってすんでいます。このコロニーが花畑のように見えることから“腸内フローラ”と呼ばれています。
※コロニー:細菌などの集まりのこと
腸内細菌の主な働きは?
① 病原菌の繁殖を防ぐ
② 身体全体の免疫を強くする
③ 栄養素・神経伝達物質生成に関与
腸内フローラが豊かであるほど、活性化し、身体によい影響を与えます。腸は、免疫の強化や免疫細胞の訓練をおこなっており、様々な病気の予防や軽症化、アレルギーの予防・改善することができます。
腸内細菌を育てるには?
① ダメージを減らす
② よいものを摂る
今回は、ダメージを減らすにはどうすればいいのかを紹介します。
腸にとってダメージがあるものは?
① 食品添加物など化学物質や危険食品
② 抗生物質
③ タバコ
④ お酒
⑤ 砂糖
中でも①~③はダメージが大きいと言われています。
添加物すべてがNGというわけでは、ありませんが、特に危険性が高いものが、たんぱく質加水分解物とトランス脂肪酸です。マーガリンショートニングなどに多く含まれます。バターを使用したり、オリーブ油、亜麻仁油や米油などを使用するようにしてみましょう。
お酒も腸から考えると飲まないに越したことがありません。とはいってもお酒を飲むことでリラックスできたり、親交を深められることもあります。
お酒を飲むときの注意点を紹介します。
① 休肝日を設ける
連日飲むのではなく、たまに飲む程度に。
② 添加物入りは避ける
チューハイ類には危険性の高い添加物を使用しているものもあるので、注意しましょう。無添加のチューハイや焼酎、日本酒、ワインを飲みすぎない程度に楽しみましょう。
③ 食べ物を先に
空腹にいきなり飲んでしまうと腸のダメージが大きくなるので、先に食べ物を入れてから飲むようにしましょう。
④ 少しずつ飲む
お料理とともにゆっくりと飲みましょう。
また、砂糖は悪玉菌の大好物なので、摂りすぎてしまうと、悪玉菌を増やすことになってしまいます。野菜不足を解消しようと野菜ジュースを飲んでいたら、ビタミン以上に糖分を摂っていたり、清涼飲料水などにも糖類が多く含まれているので、注意しましょう。
どんなにいいものを摂っていても、その一方でダメージを与えてしまっていては、一向に良くなりません。腸のダメージを減らして、免疫力をUPさせていきましょう。
新年度や新生活で生活のリズムが乱れたり、歓送迎会などで飲む機会も増える季節でもあるので、この機会に食生活を少し見直してみませんか。
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