見出し画像

ロング走と回復走 For 勝田全国マラソン

トライアスロン用の練習バランスを崩してマラソン対策にシフト

 「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」(小出義雄著)を読み、今のまま楽しく練習していても、何ら目標は達成できないと痛感した。

 それから約1ヶ月は前橋トライアスロンフェスタがあったので、それ用のシフトを組んでいたが、もはやそれも終わったため、次なる大会である「勝田全国マラソン」(1月28日)に照準を絞って練習することにした。

 平日の小さな練習は何とかなるにしろ、毎週20キロ程度の「ロング走」についてはやはり覚悟して取り組まなければならないだろう。昨年は「ハーフマラソン」に参加するために20キロ走を走ったが、回数は1回。勝田全国マラソンを走り切るために30キロを走ったが、これも1回きり。要は「完走できるの?」という問いに対する挑戦だったため、1回で良かったのである。しかし、今年はそれが「日常」となるわけだ。自転車のように何時間も拘束されるわけでもなく、せいぜい2〜3時間以内だから時間的には問題ないにせよ、ある程度の覚悟がいるだろう。そのためには、この数ヶ月はトライアスロン的なメニューで満遍なくやっていてはダメだ。スイム:バイク:ラン=1:0:9くらいの割合に変え、スイムは2週間で1〜2回、バイクはなし、あとはランくらいに振り切らないといけない。

ロング走(20キロ)を2回終わったところでの手応え

 1回目は「ぐんまマラソン」開催日(11月3日)にやってみた。
地元でありながら、毎年その日は部活動の新人戦が重なっているため出場できない。そのため大会の終わった午後、一人河川敷を20キロ走ってみることにした。当然と言えば当然だが、辺りにランナーはいない。11月にもかかわらず、夏日に近いような日差し。42キロ走った経験もあるのだから、20キロくらい無補給でも大丈夫かな、などと甘く考えて「塩ラムネ」2つだけで、飲み物も用意せずに挑んだ結果、13キロくらいで急にペースダウンしてしまい(エネルギー切れ?)、だらだらと6:30/kmくらいで走り終えることとなり、準備不足を痛感する結果となった。

 2回目は昨日(11月12日)。
今度はエネルギー切れしないよう 250mLサイズのポカリ1本と、かりんとうまんじゅう一つをウエストポーチに入れ、6:00/kmペースで進んだ。この日は前回とは逆に「冬か」という気候となり、走っても暑さを感じることなく淡々と走り切ることができた。結果は5:55/kmペースで22キロ走ったわけだが、前回とは逆にまだ余力を残して完了することができた。

もっとも、昨年の「上州藤岡蚕マラソン(ハーフ)」では、5:39/kmで走れているので、自分のスコアを向上させたわけではないのだが、年明けの怪我をはさんで、再びランナーに戻りつつある気がして少し感慨深い。

昨年との違いは・・・

①余力をどれだけ残して、ハーフのタイムを上げるか。

 昨年はギリギリまで攻めるような練習だったが、今年は少しずつペースアップしつつ、余力を考えて30キロ以降に備えたいと考えている。来月に向けてロングの距離を伸ばすことも視野に入れよう。12月末までに5:40/kmで(余力を残しつつ)20キロを走れたら目標達成ということにしてみたい。

②ストレッチの重視。

 昨年はあまりストレッチの重要性を理解していなかった。その結果「腸脛靭帯炎」に3ヶ月も悩まされることとなったのだ。今年はその反省を活かし、柔軟に力を入れている。その意味で怪我で悩んだ今年の2〜5月は意義深いものだったと言える。

回復走の役割を考える。


Garminのおすすめワークアウト

 ある程度負荷のかかるワークアウトをすると、Garminから「休息した方がいいですよ。」と助言が入る。怠惰な私はいつも喜んで休息していたのだが、今回は「回復走」と2.5キロという短い距離だが初めてやってみた。

 2回目の22キロランでは、ラン後もあまり疲労が残らない感じで、翌日の仕事の際についても全く問題なく普通にできていたが、いざ走り出してみると、少し体が重く感じられ、ストレッチをしたつもりでも、所々負荷を感じる部分を見つけることができた。なるほど、回復走をすると、血行がよくなり、回復が促進される、という効果もあるようだが、私にとってはむしろ「体との対話」という位置付けの方がしっくりくるようだ。「まだこのあたりをストレッチした方がいいですよ。」そう言われている感じだ。少し違和感が残っている部分を帰ってからほぐすことができた。

 目標達成のための一番の障害は「怪我」ではないかと思う。
負荷を上げれば上げるほど、そのリスクは高くなるだろう。だからこそ、自分の身体との対話を大事にし、バランスの取れたワークアウトを心がけたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?