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榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬 レースレポート(後編)

当日のコンディション

最低気温 25度 最高気温 36度
スイムスタート時 26度  
バイクスタート時 28度
ランスタート時    30度  
フィニッシュ時    31度
水温 24度

上のように書くと「榛名湖も結構暑いじゃん」と思うかもしれないが、体感としては高原だからなのかそれほどでもなかった。冷涼とは言えないが、熱中症にはならずに行けるな、という感覚は最後まであった。

最初に今回の失敗を その①

到着してからの準備時間に、ブヨに足を何箇所も刺されてしまった。持って行くべきだったもの=虫除けスプレー。実は前日マツキヨでワセリンを購入した時に、虫除けスプレーは頭をよぎったのである。しかし「まあそこまでは不要かな・・・」と思い購入しなかった。レースが始まるまで長ズボンのジャージを履いておくことでも対策できたのではないか・・・。今回大会関係での忘れ物はなかったが、山の大会であるため、虫除けスプレーはもっていくべきだった。

最初に今回の失敗を その②

実は今回のバイク2周目において落車した。前回の記事でアラ@ふぐのすけさんが心配してくれていたまさにその箇所、狭くて急な下り坂である。普通に曲がれば良かったところを曲がりきれず、40kmくらいのスピードで路肩へ。その時は「あれ?なんで曲がりきれないの?」理由がよくわからなかった。とにかく曲がりきれず路肩の土部分に突っ込んでしまった事実だけがそこにあり、「ああ、これは落車するな」と思ったので減速しながら痛くない姿勢を取った。案の定落車し、自転車から山の方向に身が飛び出した(道路方向だったら危ない!)。転がった自転車も幸い路肩内だったので多重事故は避けられそうだ。そういう時、普通は自らの怪我を心配すると思うが、最初に「自転車は?大丈夫?支障ない?」と自転車のことが心配で最初に自転車の確認を行った。土の上での落車だったこともあり、自転車に問題は何もなかった(STIレバーのところに腐葉土が詰まってしまったくらい)。体も足の一部に擦り傷があった程度で問題はなかった。これならレース続行可能と判断し、「とりあえずこの2周目は様子見で行こう」ということで走り始めた(後でガーミンで確認したら、落車から再スタートまで30秒程度だった。もっと長く感じたが・・・)。2周目は流したが、3周目になる頃には痛みも取れた。3周目から5周目で落車現場を通る度、落車の原因を考察したが、おそらくカーブの角度に対してスピードが出過ぎていたことと、疲れで判断力が鈍っていたことが原因だと思われた。

スイムレポート

湖でのスイムは初めてだったが、水質もまあまあ(まあまあ、というのはトライアスロンでは「良い」と理解される領域かもしれない)だったし、水温も24度と適温だった。今回の大会はバイクとランの筋肉疲労が課題だと判断したので、スイムはできる限り無理しない。ツービートキックは当然として、なんならキックしないでローリングと腕だけで体の伸びで前に進むことに。ローリングスタートだったため、ほとんどバトルらしいバトルも起こらず、1周目が終わったら一回陸に上がるが、そこも走らず、落ち着いてスイムを完遂した。疲労感は全くなし。平和なスイムだった。

スイム:31.39秒(2:11/100m)  
まあ、のんびりやればこんなもんか。

バイクレポート

今回はフラットペダルで大会に臨んだ。ニューバイク購入に合わせて、ガーミンのパワーメーター付きビンディングペダルは、既にメルカリで売ってしまったのである。(ニューバイクは完成車にパワーメーターが付いているから、ガーミンペダルは不要だった。)それでもママチャリのフラペと比べれば、スポーツ自転車用のを購入しただけあって、しっかりと足にくっついてくるし、あまり問題ないように感じた。とにかく、最初の坂。インナーでクルクルと回して無事通過。ヒルクライムと考えればなんてことないぜ。ちなみに、この坂だけは、TTバイクや上級カーボンバイクも抜き去ることができる(後で思いっきり追い越されるが)。そう考えれば面白みのある箇所だと思えた。下りから平坦にかけてはあまり無理せず周りに合わせるように進んだ(それでも落車はした)。バイクについても、最後のランで坂が待っているため、あまり出し切らずに無事?終えた。

バイク 1:36:16(25.1km/h)  
試走の時は23km/h(2周のみ)だった
ので、少しはマシだった。

これがラストレースなのに、傷つけてごめん🙏

ランレポート

リハーサルの時に課題としてわかっていた「最初の坂。」考えてみれば2回だけである。頑張って登れば行けるぞ!と自分を鼓舞してみたが、やはり泳いで、漕いだ後ではキツかった。進む足取りの重いこと。「とにかく前へ進め」とゆっくり足を前に出した。その後も平坦になったが心拍が落ちず、常にギリギリの感覚だった。完走は問題ないだろう、というのが出走前の感覚だったが、正直1周終わったところで、「ここで止めたら楽かも」と思ってしまうほどだった。2周目の坂も「ゆっくりでいいから足を止めず」と思っていたのに、太ももの筋肉痛?足攣りのような状態に。マラソン大会の30km区間の時みたいな感覚だった。少し足を止め、マッサージしたが元に戻らず、騙し騙しいく作戦に。これは平坦に出て負荷が低下したことと、塩飴で塩分がチャージされたことが原因なのか、残り4kmくらいになったら痛みは消えた。今回はあまりタイムを見ずに、感覚で走ってきたが、その時の感覚はキロ7分くらい。歩いてはいない、というくらいのノロノロ具合だった。(結果を見たら6:28/kmだったので、予想より少しはマシだった)

ラン 1:07 (6:21/km)  ジョグ10kmでした・・・

結果 3:21:28 
 まあ、こんなもんか・・・というくらいの感想。今回はあまりタイムを意識しなかったので、「速報」も見ていない。こんなことは初。

やりきったか?

こんなことを書いていると、「やりきったのか?」と疑問に思う方もいるかもしれないが、私の感覚としては、十分やりきったと言える。体力的には、スイムとバイクで貯金を残しておいたが、ランで全部使ってしまった、という印象だ。しかし、Garmin Connectでデータを見てみると、「潜在的なスタミナ」が41%も残っていると出ているではないか。いやいや、私に残っているものはもうないよ? これは一体どういうことだろう。

ラン時のスタミナ状況


 おそらく、ランの最初の坂で心拍が急上昇し、気温もあってあまり心拍が下がらなかったことが、疲労感につながったと思われる。

ランの心拍推移

それにしても、心拍160程度で追い詰められるとは、やはり最近の練習不足でVO2MAXが低下したことにより、負荷に耐えられない体になっていることが、あらためてはっきりしたわけだ。それが改善されれば、まだ出し切れる部分があったのかもしれない。

総括

やるかやらないか迷っていた段階の私には「やっておいて良かったよ。」と是非声をかけてあげたい。今回は大会優先の調整はしてこなかったし、そもそも午後には娘の吹奏楽コンクールに行く用事もあるし、サクッと仕上げて午後のコンクールに間に合いさえすればよかったのである。しかしそんな状況の中でも、色々課題は見つかったし、最後までやりきったことで達成感も得られた。落車はしたが怪我も大したことなく済んだので仕事にもなんら影響はない。ところで、前回の記事の中で、知り合いを大会の中で見つける、という事を書いたのだが、残念ながらトライアスロン関係の知り合いとは出会うことができなかった。そもそも私を誘った元同僚の方は参加してなさそうだった。仕事で忙しかったのかな?しかし、意外なところに知り合いが2名いた。1人目はニューバイクの自転車店のオーナー。たまたまそのショップのジャージがゆっくり道路脇を通っているので注視したらオーナーであった。私はバイクの4周目だったが、手を振ったら、最初は「え?」という反応だったが、その後気づいてくれたようで、「頑張ってください!」と声をかけてもらえた。サングラスをかけていたのに気づいてもらえたのはありがたい。2人目はフィニッシュテープを持ってくれていた人。その人が私が以前勤めていた学校で顧問をしていた部活の保護者だった。顔は覚えていたので、ゴールの瞬間、お互い「あれ?なんでこんなところに?」という顔色だったが、地元出身の生徒の保護者だし、そんなこともありえる話だ。そんな偶然の出会いも楽しむことができ、全体的に十分楽しむことができた良い大会だったと思う。

今度はニューバイクで、しっかりと対策を立てた上で再チャレンジしたい。

さらばはるトラ(番号は腕に書くのではなくリストバンド)


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