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ASDっ子のパニックにどう対応してますか?

※2023/6/23の記事を修正、加筆しています。


昨日知った、東海道線藤沢駅のツイッター動画。

東海道線藤沢駅で男児が線路内に降りて駅員に投石し、おそらく男児の母親であろう女性が慌ててホームから線路に降りて抱き留めるが、そのあと線路沿いに男児が走り出し、女性が(おそらく泣きながら)追いかけていく動画が拡散されていた。 どうしん2023/6/9

どうしん2023/6/9

経緯は知りませんが、母親の様子から男児には(なんらかの障害があり)パニックになったのではないか?と様々なツイートが拡散された動画だったようです。

コメントには、母親への同情、さらし者にするな、という動画投稿者への非難、社会の迷惑になるから電車を利用するな、などなど…。

https://twitter.com/doshin01/status/1667055616236613632?s=20

ASDっ子を育てる親にとって、パニックが日常茶飯事になった経験は多いと思いますが、対処法を知っている相談先がなかったり、手立てを考えられない親御さんがほとんどだと思います。

今日は、パニックの対処法について考えてみます。


パニック時の具体的な対策を知らない現状での支援者対応

今、ほとんどの発達障害の子は支援者につながっているはずです。そこで皆さんにお聞きしたいのは、我が子がパニックになったら、どう対応しますか?今の現状を知っていますか?です。

廣木道心さんのツイッターでは、こう呟いていました。


だが、未だに行政お墨付きの研修でも一番困っているパニック時の具体的な対応策はないままだ。一部の病院で使用されている逮捕術のような虐待を誘発するようなものしかない。あとは人権を無視したような隔離と拘束。 大半の医者は薬を出すだけで飲んでもパニックは続いていたりする。(続く)↓ どうしん20230609-15:46

現状は、本当にそうなんです。

薬で抑えるのが正しい…と思い込んでいる支援者がほとんど。なので一度、パニックになったら、薬という方法を用いているはずです。

成人になって薬がマックスになり効かなくなる。それでも対応に困ると入院、拘束と隔離という対応を取られてしまいます。

医療の現場に向かってしまうと、本人にとっても辛い状況になってしまうのです。

でも、そこを回避して大人になった自閉症の人もいます。

廣木道心さんの息子さんもそのお一人。今や、専門学校の講師もされるほど社会の中で活躍中だそうです。

成人になって、パニックにならず落ち着いてるASDっ子の姿を見ると、親として「その差はなに?」と考えを巡らせてしまいます。

対応法を作るしかなかったからこその今

廣木道心さんは、知的障害、自閉症の息子さんを育てる中で、同じような障害のある子の親御さんや支援者に向け、こう呟いています。

必要なのは同情や社会理解よりも、危険を回避して共存に繋げるための具体的な対応策だと感じている。 親の立場としても現場感覚としても必要性と緊急性を感じたのはそのことだった。 しかし、それを教えてくれる人は誰もいなかった。だから私は息子と自分のために対応法を作るしかなかった。(続く)↓ https://twitter.com/doshin01/status/1667059161174261763?s=20

同感です。

同情や理解だけでは、進まないのです。なので、具体的な対応を学ぶ必要性があります。

パニック対応術を試せるところから始めてみませんか?


我が子が良くなる手立て。皆さんは知っているでしょうか?方法がないと詰まっていましたら、試せるところから始めてみませんか?

子どもがパニックを起こして暴れ出した時、落ち着くまで様子を見守りながら行動を分析することは大切なことです。また、精神的に落ち着く場所があるなら、そこに移動させることも効果があるでしょう。

しかし、混乱して激しく暴れている時は難しい場合もあります。無理やり押さえつければ、恐怖心でさらに暴れることもあります。場合によっては子どもと先生、両方が怪我をしてしまうかもしれません。

長年格闘技をやってきた私は、自閉症の長男が殴りかかってきた時、柔術の技を使って転がしたり、いなしたりできましたが、一般の人はそうはいかないでしょう。そこで、どんな方でも簡単にできる方法を研究し、開発したのが「支援介助法」です。

女性教師もできる! 自分も子どもも傷つけないパニック対応術


「知的障害、自閉症のある子を育てた道心さんの子育てストーリー」や「パニック対応術」は参考になります。

パニックに悩む皆さんは、ぜひ一度読まれて下さい。

http://shienkaijoho.com/

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