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【社会人留学】 Week 7 ~Control the controllable~

こんにちは。課題の第二波が押し寄せていて、ドラマティックな日々を過ごしています。ストレスが爆発して、笑いが止まらなくなる瞬間もありました。(怖いw)どのようなドラマを経験しているかについては、また来週に綴ろうと思います。

唐突ですが、私は30歳になり、初めて髪を全頭ブリーチしました!
三十路を迎え、初体験、それに伴う新鮮な気持ちが減っているなかで、ブリーチはとても新鮮な体験でした。(自分の人生において、髪がブロンドになる日が来るとは想像もしていませんでした)
オーストラリアに来る直前にスモークピンクに染め、約2か月過ごしていたのですが、さすがに生え際が気になってきたので、人生で初めて(再び初体験!)、海外のサロンに行きました。これまで海外に長期滞在したときは、カットは基本我慢(前髪だけ自分でカット)しており、かつ髪が伸びてきたときに気になるようなカラーにはしていなかったので、サロンに行く必要はありませんでした。
インスタでの入念なリサーチの上、ブリーチに力を入れているらしいアジア系(日本ではないです)サロンに行きました。素敵にみえるサロンとはいえ、ここはオーストラリア。東京のクオリティーを求めて施術後ショックを受けることがないように、事前に想像を膨らませ(ワーストケースを想像しましたw)、より失敗のリスクが低いであろうオーダーにしました。細々としたサプライズは多々ありましたが、仕上がりには(東京のようにはいかないまでも)満足していますし、友人や見知らぬ人からも多数のポジティブコメントを頂いているので、安心しています。

サプライズ1:アイロンやコテが床に置かれている。それを都度拾い上げ客に使っているw

サプライズ2:席を移動した際、前の人の飲みかけのコップやお菓子のゴミが置かれていてもスルーw (お茶、お菓子を出してくれるのはうれしいサプライズでした!)

サプライズ3:リタッチの丁寧さに差がありすぎるw この差が、リタッチ部分とそれ以外の色ムラの有無を生んでいるということがわかりましたw(東京すごすぎます)

リタッチ@オーストラリア (べた塗り)
リタッチ@東京(使用コットン50枚超)

サプライズ4:色を維持するため、「髪をあまり洗わないで!」と言われたw 日本では私を含めほぼ全員が、毎日髪を洗うと思いますが、こちらでは乾燥するためシャンプーは一週間に2回(!)という人もいます。それを踏まえると理解できるのですが、美容師さんから明示的に「洗うな」と言われたのは面白かったですw

頻繁に髪を洗っちゃだめ!(笑)

というわけで、東京のようなサービス・クオリティーではなかったものの、期待値コントロールが功を奏し、ショックを受けることも落ち込むこともなくハッピーに過ごすことができました。

さて、今週も授業について綴りたいと思います。
ファイナンス、ビジネス分析の授業では、もはや履修すらしていない数B含む高校数学がふつーーに出てくるので、背すじが伸びる&眉間に皺を寄せたくなる時間を過ごしています。
今週のビジネス分析では、10年以上ぶりに『A∩B』『n"!"』とエンカウントしました(!)当時は、その後の自分の人生では交わることがない記号たちだと思っていましたが、交わるものですね。理解に苦労しながらも感動したポイントとしては、与えられるケースが非常に実践的という点です。さいころで出る目がー、トランプを何枚引いたときー、というシチュエーションではなく、『大手コンピュータ ソフトウェア会社の人事マネージャーが行った最近の調査によると、従業員の 30% が給与に不満を理由に 2 年以内に退職し、20% が仕事の割り当てに不満を理由に退職し、12% が退職しました。元従業員の 1 人が、給与と仕事の割り当ての両方に不満を示しました。従業員が給与への不満、仕事の割り当てへの不満、またはその両方を理由に 2 年以内に退職する確率はどれくらいですか?』(機械翻訳しました)という実際のビジネスシーンで問われそうな内容なのです。さらに、先生が”完全な問い”を提示してくれないというのも厳しいですが、実際のビジネスであるあるのよい工夫だと思いました。先生いわく「マネージャーが必ずしもビジネス分析に長けているとは限らないし、部下である私たちにデータを渡すときにいつも見立てを持っているとは限らない。与えられたデータをどう分析して、どう解釈するかが私たちの仕事だ」ということです。学生視点だと非常にチャレンジング(すぎる)ですが、そこまで想定して練られているのか、と感心しました。

マネジメントコンピテンシーでは、初回に提出した課題が返却されました。
スコアは93/100で、全体で約430人いる受講生の内、おそらくトップの評価を受けることができました(!)提出する前は、何度も読み返し手を入れてきたにも関わらず、心配する気持ちがやまず、本当に心臓が止まりそうなほどに緊張していました。それほど、力を注いだペーパーでした。教授から非常に詳細なフィードバックを頂いたことも大変励みになりました。この授業は3人の教授で分担されています。単純計算で、一人につき143人分の1000ワード+グラフ+複数枚のアペンディックスを読み、約280ワードにも及ぶフィードバックをしてくださったことには、もう本当に頭が下がります。
特に興味深かったのは、私が文中で使った"M&A(企業の吸収・合併)"に対する「Always expand on acronyms when using the first time. Use of acronyms can be seen as a way of wielding power by those who do not understand them. (機械翻訳:初めて使用するときは、必ず頭字語を拡張してください。頭字語を理解できない人にとって、頭字語の使用は権力を行使する手段とみなされる可能性があります。)」というアドバイスです。目が開きました!

授業では、「クリエイティブな問題解決メソッド」を扱いました。こういったテーマをアカデミックに学ぶこと自体が非常に面白く感じます。
印象的だったのは、「クリエイティブチャレンジ」と題して、グループごとに某有名セレブリティーの履くスニーカーをデザインしたことです。
まず、教授から" Source of Inspiration (インスピレーションの源)"が与えられるのですが、そこにはアルファベットの一覧とそれに対応するキーワードが書かれています。そしてそれぞれが、自分の名前のイニシャルに応じたキーワード*をインスパイア源として着想を得て、スニーカーをデザインし、それをグループで共有し、アイデアを統合しながら、最終的には一足のデザインを完成させるというものです。
*例:A→ Panda、B → Accountant、C → Air、D → Chicken、E → Snowman・・・

グループでの作業風景

この活動を通して体験したのは、問題解決における視点の多様化です。時には、課題に真正面から向き合うのではなく、あえて別の角度から、時には他のものを介在させて、その課題を捉えてみることで、思わぬうち手(解決方法)がみつかるというのは、あるある事象だと思います。それを学問的見地から、かつこのような楽しい方法で体験できたのは有意義でした。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
よい週末をお迎えください♡

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