見出し画像

【社会人留学】 Week8 ~R U OK?〜

こんばんは。瞬く間に、今学期も2/3が終了しました。平日は日々新たな出会いがあり、心の奥底からこみ上げる喜びを嚙みしめる瞬間もあれば、「!?!?!?!?!」と絶句する瞬間もありました。2か月間で、これほどに多様な感情に振り回される(笑)のは、初めてかもしれません。歳を重ねるにつれて自己理解も深まる中、キャッチできる感情の解像度が高まっているからでしょうか。感情を揺さぶってくるイベントには、ほんとうに事欠きません。(笑)

さて9月14日(木)には、キャンパス内の至るところで、"RUOK?(Are you ok?) Day" イベントが催されていました。

「アーユーオーケー」は、2009年に広告主のギャビン・ラーキンによって設立されたオーストラリアの非営利自殺予防組織です。それはスローガン「R U OK?」を中心に展開しています。そして、人々が他の人と会話することを提唱しています。組織は専用のR U OKを保持していますか?毎年9月の第2木曜日の日で、オーストラリア人が感情的な不安を抱える人々とつながり、社会的孤立に対処し、コミュニティの結束を促進することを奨励しています。

Wikipedia(機械翻訳)

友人や、すれ違う人たちと「RUOK?」と声を掛け合ったり、食事やお菓子が無料で提供されたり、ロゴ入りのペンやリストバンドが配布されたり、マッサージ会場が特設されたり(笑)と、かなり盛り上がっていました。ある友人が、「RUOK? It's okay not to be okay」と言いながらハグをしてくれた時には、ちょっと泣きそうになりました。(笑)毎度のことながら、グループ課題で苦労しており(後述します)、徹夜をした上に(30歳の徹夜はつらい!)、つねに極度の緊張感と強い不安がともにあり、気を抜くとぷちんと糸が切れそうな状態が続いていたので、正直なところ、私は、まったくOKではありませんでした。(笑)それでも、自分や周囲のウェルビーングに思いを向けること・向けてもらえることで、あたたかい気持ちになりました。

キャンパス内の至るところに、RUOK?①
キャンパス内の至るところに、RUOK?②
キャンパス内の至るところに、RUOK?③ (フリーマッサージ・笑)
キャンパス内の至るところに、RUOK?④ (期待せずに食べるとびっくりするほど美味しいオーストラリアスイーツ。あるあるです・笑)

さて、マネジメントコンピテンシーについて、今週の授業(テーマ:コンフリクトマネジメント)は、ハーバードビジネススクールのオンラインモジュールでの受講でした。おそらく教授の意図でもあると思われますが、後述するグループ課題に充てる時間が確保できたので幸いでした。。
コンフリクトマネジメントとは、職場で起こる衝突(利害の対立など)の解決方法を体系的に学ぶものです。そもそも、こうしたテーマは経験の中で学び習得していくものだと思っていましたが、数々の実証研究がなされ、学問として成立していること自体を興味深く感じます。

オンラインモジュールでは、解決すべきコンフリクトの分類(パーソナリティの衝突?もしくは具体的な仕事内容やプロセスの衝突?)、合意形成までのプロセス(相手の意見との類似点・相違点を認識し、"Common grounds(共通点)"の実現に向けて話す。場合によっては第三者を巻き込む)、関係の再構築(没入しすぎず間を置く/相手と頻繁にコミュニケーションを取る。仕事以外の話をする/(コンフリクトの原因が自分になかったとしても)現状対立している状況を残念に思っていることを伝え謝罪する)など、自分が当事者のときに必要なマインドセット・スキルセットを学ぶとともに、自分がマネージャーとして部下のコンフリクトの解決支援をする際の視点も学びました。11月~12月の夏季集中授業にて、コンフリクトマネジメントのみをテーマとして扱う授業を受講するので、今後、学んだことをより詳しく記したいと思います。

最後に、最大で最強のストレッサーとなっていた、グループ課題について記します。ハーバードビジネススクールのケーススタディーより、ある若くして責任ある役職に大抜擢された社員が抱える様々なマネジメントコンピテンシーの不足が起因し生じている問題について、人事・組織コンサルタントとして、本人の問題行動を理論に基づき分析し、解決に資する方策を提案する、という、私にとっては、興味・関心のど真ん中のテーマでした。教授によってランダムに組成された6人で、約3週間でアウトプット*を出します。(*最終的な引用文献は約30、文献リストを除いて約5200ワード)
最終的には、曲がりなりにもHRのプロフェッショナルとして満足のいく、まずまずの仕上がりになりましたし、最後までチーム内の調和が取れていたことは本当に良かったと思います・・・が、経験・知識・スキルがそれぞれ異なることは織り込み済みだったものの、期待値やコミットメントのレベルにあまりにも大きな乖離があったので、愕然としました・・・。
仕事と異なり、結果は全て自己責任という世界で生きる学生同士がチームを組み、例えばやる気100%と10%(とりあえず提出すればいいや)の人たちが一緒に短期決戦の、それなりに難度の高い課題に挑むとき、一筋縄ではいかないことは想像に難くないと思います・・・。10%の人のやることなすことはテキトーなのです。自然の流れで私はリーダー的ポジションとして、全体のディレクション(ゴール設定、タスク切り出し、ガントチャートによるスケジュール管理、進捗管理)とともに、チーム全体でのコミュニケーションに加え1:1でのコミュニケーションに、感覚的には1日の三分の一ほどの時間を使っていたと思います。
他チームで信頼する友人に状況を話したとき、「ココは本当に忍耐強いね・・・」と言われるほど、どんなにアウトプットの質が低かったとしても丁寧なフィードバックを繰り返し、ぎりぎりまで自分がまきとることはしませんでした。しかし時間を割いて説明し「分かった!できる!自分がやる!」という言葉を信じ任せても、まったくアウトプットが変わらない、単純な作業すら完璧にやってくれない(ようは真剣さが足りないのです)という状況が繰り返し起こるなかで、日々、心が削られていきました。
もし職場であればフィードバックもし易いのですが、学生という対等な立場だからこそ、相手に気を遣ってしまう、故の難しさを体感しました。提出を終えた後、あるメンバーに対して(求められたので)フィードバックをする機会があり、その際に勇気を出して、"・・・Do you recall that you mentioned sending me references related to XYZ when we were stuck? Unfortunately, I never received them, and I wasn't informed about any delay or change either. I have to say, (the person's name), I was disappointed by this. That being said, wishing you the best.(XYZに関して、参考資料を私に送ってくれたと言ったのを覚えていますか?残念ながら、私はそれを受け取ることはなかったですし、何の連絡も受けていませんでした。正直に言うと、これにはがっかりしました。今後に活かしてもらえればうれしいです。)" と伝えたところ、受け止めてくれた様子だったので、少し気持ちが晴れました。いうべきことをいえず、我慢しなければいけなかった状況に苦しめられていたということに気づかされました。
本当に過酷な三週間でしたが、まずは終えられてよかったです。
(今は心身ともに健康ですので、ご心配には及びません!!)

ファイナンスは授業のキャッチアップが大変ですし、ビジネス分析は課題が重く、引き続き負担のかかる日々が続きますが、学ぶよろこびを忘れず、できるかぎり楽しく過ごしていきたいと思います!

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。よい週末を♡

コーヒーに詳しい友達がオススメしてくれたこちらのアイスラテがものすごく美味しかった!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?