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死後の裁きとギ族の洞窟

僕はあの頃
ファイナルファンタジー7に夢中だった。

時間を忘れ
勉強を忘れ

テレビにかじりつくようにして
クラウドたちの冒険に心を預けていた。



以下の記事は

ファイナルファンタジー7リバース

および

漫画・アニメ『進撃の巨人』

ふたつの物語についての
重要なネタバレを含んでいます。


ご注意ください。





二十年後の今プレーした
ファイナルファンタジー7 リバースは
期待はずれとしか言えない出来ではあったけれど
あの頃の僕ともう一度話し合う機会をくれた。


よく見る
「死後 裁きにあう」
っていうあの
黒地に黄色の文字の看板ね

あれ怖いよね

だってふつうの民家に
ペタア~って貼ってあるじゃん

いやわかるよ
信者の方とか
信者の方からどうのこうのとか
お金とか宗教とかそういうね

なにがしかのアレてきなアレがね

わかるんだけど

初めて通った道とかで
あの看板見ると
「おっ」と思うよね
もはや最近はそう


ファイナルファンタジー7リバースは
原作とは異なる部分がいくつか存在する。

その中のひとつは
ギ・ナタタク氏のフューチャーである。

(僕は彼の声を聴いたとたん
「スネイプがぼそぼそしゃべりやがって
聞き取りにくくてしょーがねーだろ
なに言ってんだはっきり簡潔に示せ」
と苛々したものだが)

ギ族は死ねないし生きることもできない。
星にも還れないという状況におり、
めちゃくちゃ困ってんねん黒マテリア
という設定が新たに加えられていた。


設定自体はふうんと流す程度のものだが

見逃せなかったのが
「星に還れないのは辛くて苦しい」
という情報である。


僕は
ファイナルファンタジー7における
ライフストリームと
『進撃の巨人』における座標は、
ほぼ同じ概念を示していると考えている。


人間というのは
ライフストリームあるいは
座標にかえっていく、
それが魂の循環なのである。

ライフストリームや座標は
死後の世界のことだから

「死後裁きにあう」
っていうアレの裁きっていうのは

ライフストリームか座標に
加えてもらえないってことなのか。

という事実に
ファイナルファンタジー7リバースを
プレーしたことがきっかけで
「到達」してしまったのである。


自分の才能が怖い。

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