見出し画像

2か月20キロ減量の道~マラソン・メタモルフォーゼ③~

メトロノームを使ってみませんか?
オンラインで『メトロノーム』を調べると、簡単に便利なサイトを見つけることができます。
自分の走るペースを思い出して、「これくらいかな?」と感じるリズムを探してみましょう。
さらに、あえて遅いリズムも試してみてください。

10分間走ることができるようになったものの、次に走るときは1分とはいえ走る時間が長くなる。
足の痛みやマメもあり、果たして続けていけるのかと不安を感じていました。
そんなある日のこと、
『人生において必要なのは、速く走ることではなく、長く走ること』という言葉の載った職場の格言カレンダーが、私にマラソンを続ける勇気を与えてくれました。
名探偵コナンが複雑な事件を解くように、私の心に閃光が走りました。

それまでの私は、走るペースを足の感覚に任せていました。振り返って考えると、『何となく』で決めていた私の走るペースは、実は私には速めのペースだったのです。
そもそも私の目標は、20分間走り続けることができるようになることでした。速さよりも大事なことは、持続性と継続性です。
ダイエット成功のカギは速さではありません。1日1時間ではなく、10分ずつを6日間、どれだけの期間を走り続けられるかのほうが重要です。

より長い距離を走るために、私は走るペースを意識的に落としました。それも、極端に落としました。早歩きのおじさんに追い抜かれたくらいです。

歩いている人に追い抜かれるくらいですから、走っている人にはほぼ追い抜かれます。
遠ざかっていくランナーを見て悔しい気持ちや情けなくなり、ペースを上げたくもなりました。
それでも「あの人はマラソンのために走っている人なんだ。ダイエット目的の私とは走る目的が違う。比べてはいけない」と、自分に言い聞かせることで気持ちを切り替えて、決まったペースで走ることに集中しました。
「ペースを上げると前のように、最後はバテてしまうぞ」と言い聞かせていたこともありました。

さらに、『こんなスローペースで効果があるのか?』と、不安に思うことは度々ありました。毎日欠かさず体重はチェックしていたのですが、走り始めてまだ10日前後です。成果が目に見えて現れるには、もう少し時間が必要でした。

ペースを落としたこともあり、15分間を走り続けることができるようになりました。呼吸も以前ほど苦しくなくなりました。

このまま目標の20分間を達成…しなかったように思います。
おそらくですが、20分間を達成する前に、1分間ずつ走る時間を増やすことをやめたはずです。
1分ずつ増やす方法ではなく、別の方法で、走る時間を長くする方法に変えました。
そのきっかけは、ある本との出会いにあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?