クイズの先にて(近況)


僕が無職でいるうちに2023年は去り、2024年となった。当然ながら無職の私に変わったことは無いが就職先が見つかった。相談支援をする仕事である。
私自身興味を持っていた仕事であるし、給料も悪くない。だがその職に骨を埋めるつもりはなく、悲しいが私は正社員よりもフリーターが向いている人間なのだ。
そんな社会不適合者はこの先ずっと正社員でいられる訳が無い。だから次の職場でまたやりたいことを探す毎日になるだろう。

「君のクイズ」という本を読んだ。
私自身本を読む行為はとても苦手であるが、久しぶりに情景が浮かびやすく3時間程度で読むことが出来た。
情景か浮かびやすい本、もっと増えたらいいのに。
この物語としてはクイズ番組の最終問題で問題文が読まれる前に回答した「ゼロ文字押し」が何故できたのかを解き明かしていく小説だった。QuizKnockを見ていると定番になっているクイズの手法が分かりやすく説明されていて面白い。少しづつ正解に近づいていく形である意味どんでん返しはなく、とても読みやすい作品で好きだ。クイズの問題と答えのほぼ全てに主人公の思い出が重なっている「スラムドッグミリオネア方式」で実際のクイズプレイヤーも単語だけを覚えているのではなく思い出と一緒にクイズが強くなっているのだろうなと感じた。

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