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現在地

人類の誕生から、滅亡までの過程の中で
今この時代はどのくらいの段階なのだろう。

人類というひとつの生き物の寿命でいうと
今何歳なんだろう。

人が一生のうちに少しずつ変わっていくように、
人類そのものの常識や共通認識も変わっていく。
人類全体が学び、成長し、時に失敗し、また成長して少しずつ磨かれていく。
歴史を見ると、そんな気がする。
同じことを何度も繰り返したりして変わらないところもあるけれど、
それでも変わっていくものもある。

今生きている世界の常識がベースになって
私という人間を作っているのなら
私も今の時代の枠を超えることはなく
うんと後世から見た時に
この時代の特徴に偏った人間なのかもしれない。

生命が生まれては死んでいき、
それを数えきれないほど繰り返した先に、何があるのだろう。
生命のバトンを繋ぎ続けたアンカーが最後に見るものは何なのだろう。

「子孫を残すため」が生物の最も重要な本能であるというように、色んな場面でしばしば語られている気がするが
そこまで言うからには、何か凄いものが最後にあるのだろうとついつい考えてしまう。

ただし、その答えは誰も知らない。
今歩くこの道が、最終的にどこに辿り着くのか、
そしてその道がどれほど続いてきて
あとどれくらいで終わるのかもわからない。

生きる、そして死ぬ、ということは
何のために用意されたものなのだろう。

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