太地イルカ追い込み漁はお肉のためではない。
太地の追い込み漁を、捕鯨文化と勘違いしている方が多いけど、実際は全然違う。追い込み漁は、まだほんの50年程度。しかもたったそれだけの期間で、数千頭いたハンドウイルカを、数十頭くらいまで減らした恐ろしい漁なのです。
イルカを絶滅させ、綺麗なイルカを生体販売するために行われている。
目の前で、我が子を殺され、人間の子供と泳がされるドルフィンスイム、水族館でのショー。
餓死させられる寸前まで我慢させられ、死んだ魚を与えられる。
まだ50年にもならない、残虐な虐待のための漁。
それを、伝統文化に見せるため、お肉のため、と言っているわけです。
ほとんど激減したハンドウイルカも、回遊しなくなった沢山の種類のイルカも。
群れごと壊滅させる追い込み漁は、絶滅に追い詰める行為。たった24人程度の漁師のために。日本のイルカが殺され、拉致され、日本・世界各地で虐待されている。
大きな海が見える場所。そこで私の子は殺された。
私は私を囲う、この小さな生け簀が憎い。
私の親を、子を殺した、イルカトレーナーが憎い(漁師と一緒に羽交い絞めにしたりして殺したり選別する)
今度生まれ変わったら、二度と、日本の海には来ない。
一族全てに、そのことを伝えたい。
真っ赤に染まった海で。
私の故郷で。
私の子も親も殺された。
私は二度とあの日のことを忘れない。
野鳥や人と触れ合う機会が多いドルフィンスイムは虐待であるだけではなく、感染症対策の意味でもとても危険です。我が子を殺され、人間の子と一緒におとなしく泳ぐという思い込みは、止めた方がいいです。
私ならかみ殺すかもしれません。
今期も、何頭もの赤ちゃんが死んで浮いていた。
イルカは、3年に一度しか生まれないのに。
群れの待望の赤ちゃん。
でも、お母さんイルカが殺されお父さんイルカが殺され。
残ったのは、年寄りと赤ちゃんだけ。
その群れは壊滅した。
拉致されたイルカは、小さな生け簀に移され、生体販売され、イルカスイムや、ショーへ監禁される。
やりたくもない芸をして、死んだ魚を強制的に食べさせられる。
狭い狭いプールで大きなジャンプをして、プールサイドに落ちて死んだ子もいる。
自殺をした子もいる。
鬱になって、底に頭を打ち続けている子もたくさんいる。
捕鯨は食文化と分かったような口をきいている人たちへ。
あなたなら、そんな一生、耐えられますか?
太地の捕鯨は、肉のためではありません。
生体販売のためです。
動物虐待のためです。
目の前には海。
でも、逃げられない。
家族もいない。
血の海で、我が子が泣き叫びおぼれ死んだ。
夢に見るのはみんなで泳いでいたころのこと。
人間と泳いだこともあった。
船を追いかけたこともあった。
喜んでいる人間たちを見ることも楽しかった。
でも、太地の海で。
あそこでは、恐ろしい音を聞いた。
呼吸の穴に突き刺され、窒息死させられた。
夫は苦しんで苦しんで暴れてはがいじめにされて殺された。
やっと生まれた私の子。
皆が喜んでくれた3年ぶりの赤ちゃん。
みんなが、あいつらから守ろうとしてくれた。
一生懸命守って泳いだ。
あの子も、必死で泳いでくれた。
でもあの子は私が捕まったときに
パニックになって溺れてしまった。
私の目の前で。私を助けようとして網にからまってしまったの。
私はいま、人間の子と泳いでる。
いや、浮いているだけ。
ヒレをつかんで喜んでいる。
私が笑っていると言っている。
泣いているときも
殺されるときも
笑っている顔なのに。
私を触って癒されるセラピーという。
私の家族を殺しておいて。
私たちをこんな囲いにとじこめて。
まともなごはんももらえない。
死んだ魚をねじこまれる。
とても臭くて水気もない。
狭い狭い囲いの中で。
囲いの外はふるさとだけど。
私はこの網が憎い。
みんなはあの日殺されたから。
私が一人で生きていけるとは思えないから。
あの子もあの人もいないから。
皆が殺されあの子が殺された時
私の心も死んでしまった。
あと何日我慢すればここから解放されるのだろう。
いつ魂が肉体から離れることができるのだろう。
この監獄から逃れられる日はいつだろう。
太地の追い込み漁のせいで、数千も泳いでいたハンドウイルカが、今は100以下になっている日本のイルカを追い詰めている追い込み漁。
それでもその100を追い込み漁で殺し、水族館に販売する。
冷凍の魚を与えられ、家族を殺され、傷だらけにされ、あまりにもプールが浅いため火ぶくれし、飢えて言うことを聞かせられるイルカ達。
外国では禁止されている、イルカライドという、イルカを足蹴にするショーもあります。
水族館のイルカはどんどん死んでいきます。そしてまた太地から買います。
だから、太地は、1年のうち、ほんの短期間で荒稼ぎできるからやめないだけです。
イルカが絶滅しても、気にしないのでしょう。
さらにイルカスイムなど、誰からも目につかないところに監禁されている子達は、ご飯をもらってるのか、本当に治療などされているのか疑問です。
その生け簀は、広々とした海に囲まれているのに、
人間の子供と一緒に泳ぐ(浮かぶ)ために、距離を近づけているのです。
1日に100kmも泳ぐといわれるイルカが、出来ることは、斜めに泳ぐだけ。
ふるさとでもある海の中で、身動きもできずに囲いにいれられる海の生き物。大きなシャチも可哀そうでしたが、イルカ達もです。
台風の日は、頭をぶつけて生け簀の中でもがきながら苦しみながら死ぬこともあります。
野生イルカの捕獲はほとんどの国で禁止されています。イギリスでは、イルカの飼育自体が禁止、アメリカでは野生イルカは利用されていないこと、日本よりもはるかに飼育数・施設が少ないのです。
これが果たして文化でしょうか。ただの弱い者虐めであり、拉致監禁であり、親から子を奪う盗みであると考えます。また、日本からイルカを絶滅させる愚かな行為です。50年の寿命を1~5年で苦しめ奪う。
韓国も、野生のイルカ利用を禁止しています(日本からの輸入を禁止)。日本は、動物に関心が薄すぎると言う風に思えます。
トキもコウノトリも絶滅してから繁殖しようとしてます。絶滅してから動くのでは遅いです。
何を待ってるのか知りませんが。
自分の頭で考えて、ダメなことはダメと訴えて欲しい。
「伝統だから」「文化だから」で、思考停止するのは、上げ馬神事と同じことです。
仲間と一緒にリハビリをすれば、群れと合流して、自然に帰ることもできるんです。世界では成功している例も何件もあります。
https://www.dolphinproject.jp/dolphin-sanctuary-project/
韓国でも成功しています。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/052100004/
「鯨とともに生きる町」を掲げるのであれば、イルカの生態に詳しい太地こそが、リハビリ施設としてその先駆けとしてふさわしく、国内外から応援・支援がくるでしょう。
象牙・捕鯨・ペットショップ、畜産全てにおいて日本は世界最低の福祉国であり、汚名をそそぐチャンスでもあります。
そして消費者はどうか、イルカの生態販売を禁止にしてください。
ドルフィンスイムやイルカショーに声をあげてください。
韓国は野生イルカをやめた要因が、海の中の環境が悪化しすぎていて、絶滅しないとは言えない、明確な状況が判断できないとしています。
誰がどう考えても今のこの異常気象ではそうです。
戦争、鳥インフルエンザの影響で、多くのイルカが死んでいます。
日本の乱獲のせいで餌がなく、また温暖化で魚の種類も激変しています。
港には魚が寄り付かないとも聞きました。
これも養殖や温暖化の影響だと言われています。
そんななかで、水族館で芸をさせるために群れ事壊滅させる追い込み漁は時代錯誤もいいところです。リリースすれば生きていけるとは限りません(リーダーや、母体・赤ちゃんのいる母親など中核となるイルカを拉致するので)
どう考えても、持続可能ではないばかりか、絶滅に追い込んでいる漁なのです。イルカも魚も、乱獲で激減していることも含め、VRや動画など、正しい知識を身に着けるほうがよほど勉強になると思います。
小さな水槽でイルカが人間のために芸をする。
そんな不自然な虐待行為が当たり前と思う子供が、破滅寸前の地球を守れるとは到底思えません。そういった大人が、今の世の中を作ってきたのだから、いい加減、現実を受け入れるべきかと思います。
イルカが好きなら、いつまでも海に行けば見れる、その方がずっと大事ですよね。
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