ときどき日記(311)あの札幌オリンピックとは同じようにはいかない
統一地方選挙まで2週間を切った。新聞は全国の様子を伝えてくれる。
札幌は「五輪招致が争点」(2023/3/27読売新聞朝刊13版30面社会)になっている。3人が立候補しているが、招致実現が1人、招致に反対が2人だ。
東京オリンピックは「多くの方が逮捕され、いまだに全貌が明らかになっていない状況だ。いくら機運の醸成を図ったとしても市民の理解は得られない。」と主張する候補は、札幌市の元公務員だ。おそらく40年近く市政に携わってきたし、あの札幌オリンピックを目の前で見たのだろう。主張・見解は重たい。
しかし、選挙制度は誰に味方するかわからない。
招致反対に賛同する市民が6割いたとしても、候補者2人に票が割れてしまえば、招致派が漁夫の利を得る。
最近、60を過ぎたジジイには、ユーチューブは「永遠の青春ポップス」みたいのを薦めてくる。その中に札幌オリンピックの歌、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」があった。学校でみんなで合唱したのを思い出す。改めて聞いたら、懐かしくて涙を浮かべてしまった。
あの空気はもう日本には無い。
あの空気があったから札幌オリンピックができた。
あの空気がないばかりでなく、汚れていたから東京オリンピックがお粗末なものになったし、「多くの方が逮捕され」た。
空気が変わらない限り同じ事を繰り返す。
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