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他国の暮らしや経済のことなど知ったこっちゃない。これが資本主義経済の掟だ

地球のため、全人類、夜は戒厳令(136)

「他国の暮らしや経済のことなど知ったこっちゃない。これが資本主義経済の掟だ」

「石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国による『OPECプラス』は5日、11月の生産量を日量200万バレル減産することで合意した。」(2022/10/6読売新聞夕刊4版3面)ため、原油価格が上昇した。

「価格維持を図る。」ためだ。

「急激なインフレ(物価上昇)が続いている米国」、「エネルギー価格の上昇に苦しんでいる低・中所得国」はもちろん、エネルギーを自給自足できない日本にとって深刻な問題だ。

その日本はこれから冬を迎える。
それも地球温暖化が進み、偏西風が緩んでしまい、蛇行するようになったため、冬は厳冬になりがちだという。

資源を持てる者は強い。持たざる者は弱い。

持たざる者の事情は考慮してもらえない。
「価格維持を図る。」方が大事なのだ。

また、ここに大きな示唆があることも忘れてはならない。
今回の減産決定がOPECだけの決定ではなく、ロシアも加わっての「OPECプラス」による「大幅減産合意」になったことだ。

ロシアが多くの産油国を牛耳っている一方、自国には天然ガスもあり、EUなどの首根っこを押さえているようなものだ。

下手をすると多くの持たざる国がロシアにひれ伏すことになる。


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