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気候変動のデススパイラル

地球のため、全人類、夜は戒厳令(99)

「気候変動のデススパイラル」

猛暑 世界で電力逼迫 米で停電危機 仏は原発出力抑制 需要増、燃料不足に拍車」(2022/7/13日本経済新聞夕刊3版1面)とタイトルを打ち、日経が報じている。

「フランスでは河川の水温が上昇、冷却水に影響するとして原子力発電所の出力を絞る」という。
冷却水を近くの川に放出すると、既に高くなっている水温が上がりすぎるなどの問題が起きる」からだ。

「フランスは電力を欧州の他国に輸出している。このため原発の出力が低下すれば、ドイツなど隣国でガス火力発電の稼働を増やすことにつながる。」

気候変動の根本原因とされている原発でさえ、この気候変動のデススパイラルの渦の中では無力だ。

話は簡単だ。

すでに地球は断熱効果が高い部屋みたいになっていて、脱炭素で断熱効果が悪い部屋にしようとしているだけ。
しかし、いくら断熱効果を悪くしても、ガンガン、ストーブを焚けば、全然、気温は下がらない。
原発は、発電の時だけ炭素を出さないという意味でのクリーンヒーターだが、断熱効果が衰えていない部屋で、ガンガン、クリーンヒーターを焚いているのと同じだ。

冷却水だけで、常に流れている川の温度を上げてしまうのだ。
これだって、ほんの一部の排熱だ。

電気は、その仕事を終えてしまえば、熱に化ける。

原発は原爆を穏やかに燃やしているのだ。
原爆がどれほどの破壊力、つまり、エネルギーを持っているかは、日本人なら常識として知っていなければならない。

いくら断熱効果が悪い地球を目指しても、ヒーターをガンガン焚けば、いつまで経っても地球の温度は下がらない。

要は、地球全体の経済が過剰なんだよ。それが実感できないのは、分配が不正だからだ。

太字note筆者)

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