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ときどき日記(114)今冬、日本は無事に越冬できるのか

ウクライナ東部の穀倉地帯で農地火災が頻発しているという。
これは「ロシア軍との戦闘の結果」(2022/9/26読売新聞夕刊1面)だ。
この「農地火災」は「島根県の面積に相当する約69万ヘクタールに及」ぶ。島根県の面積で、それも農地だけでだ。
かつ、「砲弾などには毒性のある重金属が含まれるとして『土壌の汚染を取り除くのに時間がかかる恐れがある』」という。

当面の間、これらの農地は死んだも同然だ。

世界の食料生産のうち、輸出に回るのは、わずかばかりの割合だ。ほとんどは自国消費だ。

ウクライナのような穀倉地帯で、少なからず農地が死んでしまうと、わずかばかりの割合の輸出に回る食料を少なからず毀損することになる。

自国民を飢えさせてまで食料を輸出する国は1カ国も無い。

食料自給ができない日本は人ごとではない。
遠い国の話として片付けてはいけない。
影響を単なる値上げだけとしてはいけない。
今冬、無事に越冬できるのか、日本は。

「燃えているのは、世界の食糧の安全保障だ」。

食料ばかりではなくエネルギーもだ。
彼の胸ひとつで世界のエネルギーの需給バランスを崩壊させることができる。

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