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ときどき日記(529)おふくろを温泉に連れて行くたびに勉強になる

またお袋を温泉に連れて行った。

足腰がダメなので、大浴場は無理で、部屋の風呂に入れる。
すべてフラットな部屋で、トイレも車椅子で入れる。
でも、かゆいところに手が届かない的な設備の足りないところもあり、行く度に工夫してきた。

まず、トイレ。
車椅子が入れるものの、手すりが縦1本しか無く、立ち上がりに難儀する。パンツやズボンを上げてやるにも、両手でその手すりにつかまらせなければならない。ただ、車椅子に座らせるときには、両手でそのままつかまっててもらうと、却って座らせやすい。

部屋の風呂。
手すりや踏み台、椅子、浴槽に入るとき一旦座ることが出来る板など福祉用具はかなり用意してもらっているが、浴槽内の床が滑った。福祉用のゴムマットを購入して持参した。その仕様には、木の床には使用できないとされていたが、十分使用に堪えた。

毎回、こういった対策が少しずつ増えていき、勉強になる。

次回は、浴槽に入るときと出るときに一旦座らせる板の上に座らせるが、座らせる場所が悪かったのか、お尻を痛がらせてしまった。
次回からは、降りる方の縁に近い方に座らせれば良いことが分かった。

毎回「今回が最後かな」と妹と話しながらも、随分通った。
次回も大丈夫そう。

「お袋! 楽しいことをたくさん味わって旅立とう! 知識は今生限りだけど気持ちは永遠だからね。だから、も少し頑張ろう!」

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