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ときどき日記(494)戸籍にたずさわる公務員はすごい

近い将来必ず訪れる相続に備えて、母の出生からの戸籍を集めてみた。

昭和初期からの戸籍となると「改製原戸籍」という戸籍まで取得しなければならない。

当時は和文タイプライターすら無いから、手書きで戸籍が作成されているし、ボールペンも無いから、インクもしくは墨で書かれているためか、何と書いてあるか分からないところもある。質の悪いペンか、ひょっとして筆で書いたのではないかと思われるような筆跡もある。全文字解読するのはお手上げである。

私は地方公務員であったことから、在職中、戸籍部門に在籍したことはないものの、市税等の滞納整理に携わり、滞納者の相続人を洗い出すために戸籍を集め、読み込まされたことがある。

その時もきちんと読み込むことは出来ず、戸籍部門の職員にヘルプを求めた。
さすが、戸籍に普段から触れている者たちだけあって、いとも容易く読み込んで相続人を特定してくれた。

改めて戸籍にたずさわる公務員はすごいと思う。

一種の特殊技能だ。

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