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『石炭ダメ』はヨーロッパの陰謀

地球のため、全人類、夜は戒厳令(173)

「『石炭ダメ』はヨーロッパの陰謀」

テレビで揚げ物の廃油からジェット燃料を作る動きについての番組をやっていた。
ヨーロッパではこの動きが進んでいて、もし日本がこの燃料を用意できなければ、日本便を打ち切る可能性もあるという。

これはどう考えてもヨーロッパの陰謀だ。騙されるな。

揚げ物の廃油は植物性だからカーボンニュートラルだというが、これは真っ赤なウソだ。
ジェット燃料になるまでの過程で多くの化石燃料を消費するから、化石燃料を廃油に置き換えたも同然だ。

仕組みはこうだ。

ある程度の量が集まらなければ運航には耐えられない。
廃油を集めるには、その為の車両をあつらえるために化石燃料を使う。その車両は重くなるはずで、広く回収するためには、その重たい車両で長距離を走行することになる。より多く化石燃料を使う。プラントの建設も化石燃料を使う。その操業にも化石燃料を使う。空港への輸送にも化石燃料を使う。結局、廃油という名の化石燃料に置き換えている。

プラントや新しいインフラ、収集運搬に寄生する輩達の利権であり陰謀であると断言できる。

いつもいつもヨーロッパの陰謀に負けてしまう。

「石炭、石油はダメ。だってCO2をたくさん出すから」だというが、これが未だに解らない。
炭素(C)1単位に対して酸素(O)が2単位結合する過程で熱を発するのが燃焼だが、熱という仕事1単位に対しては何を燃やそうが、1単位の仕事からの二酸化炭素は同じのような気がしてならない。

何で石炭、石油がダメで天然ガスは大丈夫なのか?

同じ熱を得る限り何を燃やしても同じ二酸化炭素しか出ないはずだ。

テメーらが使っている天然ガスは良いことにしているのだ。

産業革命以降、ヨーロッパは足元から出る石炭を掘り尽くし、もう掘ることはできない。
しかし、世界にはかなりの量の石炭が残っている。それも露天掘りできるような炭鉱もある。

ヨーロッパ以外の国で石炭を使われてしまったら経済でヨーロッパは負けてしまうからだ。

だからヨーロッパは次々と陰謀を仕掛ける。

EV車もしかり、内燃機の車では、もう日本車にかなわないから日本車潰しでEVにしただけだ。
EV車は10年乗らないとペイできないという。それ以下だと却ってCO2を出すことになる。先進国で車を10年乗る人は少ない。

これがヨーロッパの陰謀の構図だ。

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