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ときどき日記(306)「自民党という絶望」(宝島社新書)という本

標題の本を読んでいる。
「今、日本はこんな悲惨な状況に追い込まれてしまいましたが、どう思います?」という体で9人の方が、こんな状況にしてしまった政治の有様を解説してくださっている。
各人への問いの前に状況説明があるが、「食の安全保障」の単元では、胸が押しつぶされそうになった。
 
「核戦争が勃発して、世界に『核の冬』が訪れて食料生産が減少し、物流も停止した場合、日本は人口の6割(約7200万人)が餓死、それは実に全世界の餓死者の3割を占めるというのだ。」(170頁)
 
もちろん食料自給率が低いからにほかならない。

「核戦争」にならずとも、噴煙が成層圏にまで届くような大規模噴火が起こり、太陽エネルギーが僅かばかり届かなくなるだけでも世界的な不作が訪れる。

じゃあ、残り4割の人は安泰に生きられるのかといったら、それもあり得ないだろう。

食料の奪い合いによる殺し合いは必至だ。
国家転覆を意味する。
国が弱くなれば侵略も受けやすくなる。

こんな国にした政治家は誰だ。

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