ときどき日記(422)神聖視される「民間」
昭和の終わり頃から、電電公社、日本国有鉄道(国鉄)を皮切りに次々と公営企業が民営化されていった。
「官は悪。民は善」どころか、民は神聖視さえされ、なんでも「民」がやればいいのだということにさえされていった。
福祉なども本来、公直営でやったほうが安く済んだし、なにより職員を劣悪な環境で働かせることもなかったろう。
それなのに神聖な民間に任せたばっかりに、却って高くついているし、職員は劣悪な環境で働かされている。搾取もされている。
いいかげん民間企業を神聖視するのをやめるべきだ。
公共性は低いとはいえ、ビッグモーターのような企業も出現するのが民間である。株主しか監視できないし、儲けることしか興味が無いからだ。