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外部大学から東京大学院に進学したメリット

記事に興味もっていただきありがとうございます。
著者の簡単な経歴紹介です。
大学:関西の私立大学(関関同立クラス)を卒業
大学院:東京大学大学院の修士課程修了(理系)
社会人:上場企業(プライム)に就職し、社会人歴10年

外部大学から東京大学大学院に進学し、修了する比較的稀有な経験をしております。外部の大学から東京大学に院進学したメリットについて本日はお話します。
良い点、悪い点踏まえ、私のように東京大学院に進学を志望している人の後押しになればと思います。

世界トップクラスの研究環境

関西の私立大学から、東京大学に進学して、一番実感したのは、研究環境が非常に素晴らしいということです。
日本トップの大学である為、教授陣も優秀ですし、世界トップの研究を行っている研究室も多いです。
私は、私大の時の研究室と東大大学院の研究室の2つに所属していた経験がありますので、具体的にどういう点で、違いを感じたかお話します。

資金(予算)が潤沢である

東大の研究室は、研究費を潤沢に持っている研究室が多いです。実際、私が所属していた研究室では、各学生に最低1台のPCが貸与されていました。
研究内容によっては、PCのスペックが求められる場合もあり、私の同期は、新品のデスクトップPCを購入していましたし、
私自身はWindows PCとMacの2台も貸与され、非常に恵まれた環境で研究を進めることができました。
一方で、私立大学の研究室に在籍していた際には、在籍したいた学生も多く、20人の学生で研究室用のPCを2台の共有するという状況だったため、その違いに驚かされました。

また、東大では研究に必要な備品や資材も豊富に揃っています。
例えば、私の研究においても、「こういうソフトウェアや機械があったほうがよいのではないかと」教授から打診があり、潤沢な研究費のおかげで新しい機器を導入することができました。
さらに、実験に必要な試薬についても制約がなく、必要なものはすぐに購入できました。このような環境のおかげで、研究の進行が機材・試薬がないからという理由で滞ることなく、むしろ、より効率的、効果的にできないかという観点で資金を使う方針であったため、質の高い研究を行うことができました。

東大の研究室では、カンファレンスや学会参加のための資金援助も充実しています。私の所属している研究室では、積極的に学会に参加する機会もありましたが、その際の学会参加費や宿泊費も研究費から支援されました。
研究室に所属する学生になるべくそのような機会を与えてくれた教授には感謝しかないです。
このように、東大の研究室は潤沢な研究費を背景に、優れた研究環境を提供しています。研究活動に専念できる優れた環境が整っていることは、東大大学院に進学する学生にとって大きなメリットです。
一流の世界を体感してみましょう。

教授や指導研究員が優秀

東大の教授はやはりその分野の第一人者である方が多いです。そのような方から教育指導を受けることや研究でディスカッションをする経験なんて人生でそう簡単にできる体験ではないです。その経験は、人生の糧になります。

さらに、東大の研究室では、私大と比較して学生が少ないため、教授一人に対する学生数が少ないです。
私大の時は同期が15人くらいいて、先輩・後輩も合わせると30人くらいいましたので、教授1名と面倒を見てくれるポスドク2名でした。
指導員一人に対して、10名面倒みる構図でした。
そうなると指導教員は、一人に対する指導が手薄になります。

私が所属していた際は、研究室の修士が10名弱くらいで、教授と准教授、ポスドク3名、なので、学生2人に指導員一人なので、手厚さが違いました。
私は、准教授とほぼマンツーマンで研究に取り組んでいました。

指導方針はラボの教授によって異なると思うので、一概には言い切れませんが、研究室の学生の数が多い傾向にある場合(特に私大)は、満足な指導を受けられない可能性があります。
一方で、東大の研究室は、指導教員あたりの学生数がそんなに多くないので、適切な指導を受けられる可能性は高いのはメリットです。

素晴らしい友人に出会える

東大生の友人ができます。彼等、彼女達は非常に優秀で、とっても刺激になります。
特に、学部から東大生の人は地頭が本当によいと感じる点が多々ありました。
同じく外部から来た、人とも気が合う人が多かったですね。
また、同じ研究室の同期とは、そもそも似たような研究内容に興味がある者同士なので、研究の話でも盛り上がるし、ディスカッションもたくさんできると思います。
就活する予定であれば、お互いに情報共有しあいましょう。
研究生活は楽なことばかりではないので、むしろ苦難の連続なので、教授の無茶振りに不満を言い合える仲間が必要です!
修士課程は2年間と短い期間でしたが、私は、お互いに協力し合える良き仲間ができよかったです。
今でも連絡を取り合っています。苦難を共に乗り越えた友達は一生の財産になると思います。

就職活動の序盤は無双できる

東大大学院の肩書きは、就職活動の序盤で非常に有利に働きます。特に、一流企業への入社を希望する人にとって、東大大学院の学歴は大きな力を発揮します。エントリーシートの段階で落とされる確率が減るため、多くの学生が志望する一流企業への挑戦がしやすくなるのです。

一流企業では、志望する学生が非常に多く、その数をさばくためには、学歴や特筆すべき資格など、相対的に秀でた何かが必要となります。人事部の人数にも限りがあるため、何千、何万と応募がある場合には、何かしらの基準を設けるしかありません。その基準が学歴であることも多く、TOEICのスコアや学生時代の経験なども考慮されますが、特に就活序盤では比較しやすい指標が選ばれます。

この観点から、東大大学院修了という肩書は、就活の序盤において非常に強力です。実際、私自身もエントリーシートの段階で落とされた記憶はほとんどありませんでした。もちろん、エントリーシートの段階で落とされることもありましたし、面接で落とされることも多々ありました。しかし、最終的に入社するのは一社だけなので、就職活動全体としては成功だったと感じています。

このように、東大大学院の学歴は就職活動の序盤において強力な武器となります。そのため、東大大学院に進学することは、一流企業への就職を目指す上で非常に有利な選択と言えるでしょう。

以上、東大大学院に進学するメリットでした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。

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