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いつかは今日かもしれない
昨日は311だったので震災のお話をしてみようかとおもいます。
昨日たまたま見た朝の番組で、地震の発生確率が水増しされていた話がありました。予算確保の関係で水増しされたらしいのですが、確率を出す事自体を否定している雰囲気に個人的に違和感を覚えました。
そもそも確率が0.1%でも80%でも、いつか発生する可能性があれば【その日】は【今日】かもしれない。
地震だけじゃない、火災や交通事故、病気だってそう。
だからこそ、確率は低いから大丈夫なんてことはない。特に地震大国の日本では、できる限り準備するに越したことはない!と思うのです。
かくゆう私も0歳で宮城県沖地震を経験しましたが、もちろん記憶はなく、福島へ引っ越すまでの間、30年以内に80%の確率で地震が来るぞ!と、小さい頃から耳にタコができるくらい聞いていましたが地震が起きてどうなるかなど聞いたことがなく準備をしていなかった一人です。
大きな地震があるたびに、宮城県沖地震の時に父の車が交差点の真ん中で180度回転したこと、ブロック塀が倒れて死んだ人がいるから気をつけること……そんな話を聞き頭の片隅にあった程度です。
あの日、地鳴りとともに揺れ出した時に【30年以内に80%】の【その日】がとうとうやって来たな!と思いながら避難したのですが、予想以上の長過ぎる揺れの恐怖は想像以上でした。そんな事が起きることはないと分かっていても、モーゼの十戒よろしく地面が割れるのでは?!と避難した畑のど真ん中で本気で怯えたことを鮮明に覚えています。
地震後に水も電気も数日止まり、ストーブの明かりと冷蔵庫の残り物と僅かな水だけで過ごし、日中は自転車で食料や水を探し回り、日が暮れると、やることもなく避難袋を枕元に寝るも揺れて寝不足の日々。
おまけに原発事故までついてきたので、人の温かさと冷たさと愚かさも学ぶ機会をいただいた大震災の経験は無駄にはしたくないと強く思っています。
ちなみに震災に備えることは、ありとあらゆる災害に備えることにもなります。
実際に我が家のお隣が火災になった時や、洪水警報で避難所へ避難した際は、震災後にすぐに持ち出せるように物の置場所を決めておいたり、事前に箱やリュックにまとめておいたりしておいた事でスムーズに避難できました。
という事で、ぜひ【いつか】は遠い未来だと思わずに【今すぐ】いざとう時の備えをして行きましょう!と1日遅れではありますが、伝えたいと思った本日でありました。
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