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日記2/18 夜食の美味しい食べ方


深夜に油の乗った夜食を楽しむ。
夕食は済ませたし、明日は平日だというのに。

高カロリー
高塩分
何よりコクに舌鼓を打ち

そして

(こうやって欲望を我慢する理性がないから
いざという時も、欲望に流されて犯罪を犯す
潜在的な危険分子なんだろうな、自分)

と想像しながら完食し、
ついでに温かな飲み物で
欲望まみれの舌を最後まで堪能させてやった。


夜食にとって1番大事なことはなんだ。

これは私見が入るけど、
まず1番は味ではない。
味覚は昼間の数倍、
なんでも美味しく感じるから
最悪ソースをかければ全てよくなるから
味は3番目くらいだろう。

短い時間で作れるのは、2番目。
はち切れそうな欲望を夜中に止めるのは
獲物を前にした狼に
「待て」と命令するようなものだ。
なるべく早く餌を与えるべきだろう。

だは何より大事なのは
温かさだ。

夜に喉元を通る温かなスープ
あるいはお茶、あるいは具材。

それが心をホッとさせる。

だから、美味い夜食のコツは
すぐに調理でき、温かくするという点で
電子レンジ(あるいは電気ケトル)
ということになる。

料理に愛情は必要だが
目が合った瞬間、
「電流が走る」
のが恋愛の始めとも言う。

ならばこうして600Wの電気を使い
食事を温めることもまた
字面としては一種の愛情表現に近しい。

つまり、
電子レンジで温まった夜食とは、
愛のこもった商品なのかもしれない。


そんな寝ぼけたことを書いてると
二杯目のお湯が完成した音がする。

次の一杯を
インスタントコーヒーにでもして
飲んだら今日は眠るとしよう。

カフェインレスだから寝つきはいいはずだ。

微妙に健康に気をつかうあたり
私はいざというとき
微妙に後ろめたいまま犯罪をおかすのだろうかと

悩みながら寝る準備に入った。
私をいつも温めてくれる、
布団のことが恋しくなったせいだ。

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