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書く習慣1ヶ月チャレンジ Day2 今やっている仕事、学んでいること

今やっている仕事はない。なので、今学んでいることを書いてみる。

今月から中国語の勉強を再開している。
私は大学では中国政治を専門ゼミで履修しており、第二外国語では中国語を専攻していた。
大学卒業後は中国の大学に語学留学に行き、
帰国後にはHSK(漢語水平考試)という中国が認定する国際的な中国語の語学検定試験を受験した。
その時は、学んだ中国語を生かして中国のことをもっと勉強していきたいと思っていたのだが、その頃からコロナ禍が始まり、中国で何かをするという選択肢は全くなくなった。
中国語を使う機会もだんだんと無くなっていた。

あれから3年経った今、なぜ急に中国語を勉強したくなったのだろうか。

今年に入ってから、
テレビで中国ドラマをよく目にするようになったこと、
近所の図書館が電子書籍を無料で閲覧できるサービスを導入し、良質な中国語の本が無料で読めるようになったこと、
台湾人の知り合いから個人LINEが来るようになり、それに返信するときに中国語の知識が必要になったこと、
これらの要素が重なり、中国語に再挑戦することになったのだと思う。

中国ドラマを見て中国語を聞いたり字幕を見たりする中で、中国語をちゃんと勉強し直したいという欲が刺激され、
電子書籍で中国語の本を数冊読み漁り、復習した。
実際には毎日電子書籍で本を読んだだけなので、勉強したとは言えないかもしれない。

台湾人の知り合いとLINEをするときには、実は中国語ではなく、台湾華語を使っている。
なので、中国語と同時に台湾華語も勉強し始めた。
台湾華語とは何だろうか。

ここで簡単に中国語と台湾華語の説明をしたい。
中国語は、主に中国大陸に住む中国人に使用される言語であり、
台湾華語は、台湾で台湾人に使用される言語であり、中国語をベースにしている。
台湾の人に中国語で話かけてもだいたい通じるので、台湾華語は中国語であると言えないこともない。実際に文法や会話の側面で共通点は多い。

大きな違いは、使う漢字が違うことである。
中国語では簡体字と呼ばれる簡略化された漢字が使われ、台湾華語では繁体字と呼ばれる複雑な漢字が使われる。
例えば日本語の漢字の「歓楽」は、
台湾華語(繁体字)では 「歡樂」、
中国語(簡体字)では「欢乐」 と書く。

実はこれが私が中国語とは別に台湾華語を学び始めている理由である。
中国人とSNSでメッセージのやり取りをするときには、ピンイン(拼音)と呼ばれる入力方法で入力し、簡体字に変換して文章を作る。
一方、台湾人とSNSでメッセージのやり取りをするときには、ボポモフォ(注音符号)と呼ばれる入力方法で入力しなければ、繁体字に変換できない。

ピンインと注音符号の違い
中国語(簡体字) ピンイン(拼音)入力
台湾華語(繁体字) ボポモフォ(注音符号)入力


日本語でいえば、あいうえおを入力して漢字に変換するのと同じである。
つまり、台湾華語(繁体字)を使う文章を作るには、台湾版のあいうえおを使えるようにしなければならないのである。

私が台湾人の知り合いとのLINEで行っているのは、
頭の中で中国語の文章を組み立て、台湾華語の入力方法で入力をして、繁体字の文章を作るということである。

そもそもなぜ、今、急に中国語とは別に台湾華語を勉強しなければならなくなったか。

私がLINEのやりとりしている台湾人の知り合いとは、3年前に台湾旅行に行ったときにお世話になった台湾人ガイドのおじさんのことである。
意気投合し、個人LINEを交換し、今まで日本語でLINEのやりとりをしてきた。

この台湾人のおじさんから、つい最近LINEをもらった。内容は、そろそろ遊びにこないかという簡単なものだったが、このLINEに対して、日本語ではなく中国語で返信してみたくなった。せっかく久しぶりに中国語の勉強をしているのだから、実践の場で使ってみたいと思った。
ただ、簡体字の中国語の文章を台湾人に送るのは良くないと思ったので、繁体字を使った中国語の文章を送った。これがいけなかった。

彼からは怒涛の台湾華語の文章が送られてきた。そして、しまいには「日本語でやり取りするよりこっちの方がお互い理解しやすいから」という理由で、LINEでの言語が日本語から台湾華語にあっさり切り替わってしまった。
確かに今までの彼とのやり取りで、日本語としては理解できない文章が送られてくることもあった。だから、共通言語を台湾華語にした方が、お互いの共通理解のためには実はいいのかもしれない。だが、それと引き換えに私はLINEのやり取りに何倍もの時間をかけ、気力を使う羽目になってしまった。つまり、台湾人の彼とちゃんとLINEをするために、台湾華語を勉強する必要が出てきたのである。

台湾華語で文章を作るということは、中国語の文法を基礎にして繁体字で入力するということなので、中国語を勉強し直さなければ、そもそも文章は書けない。
加えて、台湾人を相手に書く、話すなどのコミュニケーションを取ろうとするなら、台湾人ならではの言い回しや単語も数多く知らなければならない。なので、当然中国語だけでは足りず、ボポモフォ(注音符号)を使って繁体字に変換するだけでも足りない。台湾華語全体に取り組むことが必要なのだ。

これが、今、私が中国語と台湾華語の両方を勉強している理由である。
当分は本を読むこと、LINEで文章を作ること、あとはドラマを見ることが勉強ということになるだろう。勉強法はこれから考える予定だ。

こういう勉強は好きだ。自分のためだから気負わない。趣味だし、楽しい。
使う場もちゃんとある。
もし今後海外旅行に行くとしたら、最初に行くのは台湾と決めている。だから、近い将来に台湾華語を使う機会は十分あるはずだ。

台湾に行ったら、台湾人のおじさんに国立台湾図書館や二二八和平公園を案内してもらう予定だ。彼のおすすめの場所らしい。そこでは、私の興味のある台湾の歴史や文化を知ることができると思う。
その時に、彼の話や博物館の展示が理解できるようになっておきたい。
だから、細々とでも中国語と台湾華語を勉強し続けていくのは、きっと役に立つだろう。



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