鼻の下の汗
おいしいお芋スイーツが店頭に並び始めたというのに、秋花粉がとびはじめたというのに、いっこうに涼しくならない東京である。
どうかしてるよ。
わたしは先日コロナに罹ってからというもの、二度とかかるまいと決意して外出時はマスクをしている。
しかし、確かに暑い。いわゆるN95型マスクをつけているので通常のマスクより余計暑い。それで鼻の下の汗問題が発生している。
わたしは、もともと顔によく汗をかくたちだ。エキストラで参加した撮影現場で直してもらっても直してもらってもすぐにダメになってしまうものだから、メイクさんに「顔の汗すごいですね」と言われたことがあるので、これは折り紙つきといっていいだろう。
俳優は顔に汗をかかないというが、本当ならわたしは俳優になれそうにない。
着物を着ると脇の下をぎゅっと締めるから首から上に汗をかかないと聞いたこともあるけど本当だろうか。着物で日常生活を送ったことがないのでわからない。
鼻の下、というか口の上─いわゆる「人中」─に大汗をかいて困るのは、主に鼻水を垂らしてると思われそうな恥ずかしさやじんわりと汗が肌にのる不快感に苛まれるためである。唇の端にニキビができることもあるけどそれは稀だからまあいい。
パニックを起こした時もそこの汗が止まらないのでつらい。もうやめてー!
自分の体は体質ということでどうにもなりそうもないので、早く秋が来てくれることを心待ちにしている。
秋よ来い!
今日はこの辺りで。
ごきげんよう。