見出し画像

ささやかな楽しみ 

前回言及した映画の感想記事を書いてたらまた新しい作品についても書きたくなってきて、そわそわ……。今日もまた絶好調。

年々夏が灼熱地獄に化しているのは間違いないし東京の夏は湿度が高くて本当に過ごしづらいのだが、わたしはもともと夏に弱い。高校時代に熱中症になってからはますます苦手になり、それ以降毎年熱中症や夏バテを繰り返してきた。
今年は別の問題で体を壊してしまい外出自体ままならずエアコンが効いた部屋で水分補給できているから、皮肉にも今のところはまだ熱中症になっていない。(サムネイルの画像は数年前のもの)
でも熱中症の辛さはすごく知っている。暑いなか外に出ているひと、出ざるを得ないひと、それからわたしと同様外に出られないひと、皆どうぞ水分塩分補給に睡眠を十分にとって過ごしてくださいね。

さて、部屋から出られないほど体調が悪いときに新しいものと出会う機会はなかなか得られないし、精力的に動くこともまたやはり難しい。
体調が悪いときも困る。ややもすると不安ばかりに集中してしまうのだ。体調が悪すぎて眠れないときなんかはもう最悪。

通常、つまり普通に出歩けるけどネガティブに傾きかけたり塞ぎ込んでしまう時は、まず心の支えになる楽しみを用意する。
ポイントは「少し先に結果が分かること」。
たとえば大学在学中、就活が嫌でたまらなかった時期はロト6を毎週1枚だけ買っていた。1枚しか買ってないこともあり1回も当たりはしなかったけど、最初から当たるとは思って買っていなかったから別にそれでよかった。ただ、「次は当たるかな」なんて淡々と毎週買って、結果を待って、外れて、でもまた「次は当たるかな」と1枚だけ買うそのサイクルに心が支えられていた。
あとはプレゼントキャンペーンもいいと思う。就活時のわたしは宝くじだけでなく、某ブランドのヨーグルトを毎日食べていた。もともとヨーグルトが好きで食べていただけだったのだが、ある日の食事中にプレゼントキャンペーンの存在に気づいてからは食べ切るごとに中蓋を丁寧に洗って乾かし、丁寧に応募券を切り取って大事に保管していた。小学生の頃ベルマーク運動は面倒くさがっていたのに。何ならそのキャンペーンのプレゼントにだって大して興味ないのに。
でもプレゼントが当たるならそれまで生きていた方がいいな、という貧乏根性が出てきたのである。結局こちらも残念賞にもかすらなかったのだが、ヨーグルトをたくさん食べただけでも満足なのでOK。
ほかには映画の前売り券などもいい。お金をかけないなら、新聞の俳句・短歌欄への投稿や公募への参加などもアリだと思う。大事なのは、少し先の自分と約束をするということだ。

もっと単純で簡単な楽しみの作り方もある。好きなお菓子や好きなご飯のお供を用意することだ。これはみんなそれぞれにあると思うが、わたしの場合まずは韓国海苔や梅干し、佃煮など。ご飯のお供はすぐなくならないし、美味しいから。(好みもいろいろあるのだが、とりあえずここでは割愛)
あとは資生堂のお菓子(特に花椿クッキー)やフランセのミルフィユやレモンケーキ、アンリ・シャルパンティエの詰め合わせ、ヨックモックのシガールなど。
もう少し買いやすいところで言えば、モロゾフのクッキー缶や牧場しぼりなどのアイスも好き。(クッキー缶ってなぜあんなにワクワクするんだろう?)
こういったものは、他人に熱意が見えづらかったとしても自分にとっては本当に好きなものである。

ちなみにいまは出歩けないからできることに制限があるけれど、楽しみにしているのは、

・ホレンディッシュのカカオ・シュトゥーぺが届くこと
・予約購入した『ゴースト・ワールド』のDVDが届くこと
・許可局そうめんが届くこと

などなど。こちらも好きなもの、興味のあるもの!早く届いてほしい。楽しみ。

さらに余談だが、実は気晴らしをするための一手段としてこのnoteを開設した。
体調がいいときに少しずつ書いているから更新頻度はゆっくりではあるものの、文章を書いて推敲するのはやはり楽しい。受動的に飲み込んでいくばかりでなく、能動的に何か生み出す行為も同時にしていった方が心のバランスがとれるような気がする。
自分がそこに合っているかどうかは未だに自信がないが、書いて出す場所を開設したのは我ながらいい思いつきだったなあと思う。
買ってばかりでは資本主義に駆り立てられて疲れちゃうし……。

今日はこの辺で!
夏の盛り、皆さんお体をお大事にお過ごしください。
ごきげんよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?