見出し画像

4月6日 土曜日 好奇心とマティス展

この日は、一人でお出かけの日。午後から出かける予定だったので、午前中は読書の時間にしました。この日読んだのは、『知図を描こう あるいてあつめておもしろがる』という本です。市川力さんという方が書いた本です。

市川さんは、以前このnotoでも紹介した『ジェネレーター』の本の著者でもあります。市川さんは「好奇心」が非常に大切だと言います。これはわたしの人生のテーマでもある「好奇心と遊び」とも一致します。

市川さんは、「好奇心」と「好きなことに打ちこむ」ことは違うと言います。わたしも最近このことが気になっていました。該当する部分を以下に引用します。

「好奇心」と「好きなことに打ちこむ」とは、同じことを言っているようで実はずいぶん違います。「昆虫が好き」だと、いつも虫のことばかり語ります。好きだからどんどん知識が増えます。(中略)「好き」だと決めていることには関心を持つけれど、「好きではない」と判断したことには見向きもしない。

『知図を描こう あるいてあつめておもしろがる』より

最近は、「好きや得意を伸ばしていこう」という言葉がよく聞かれます。そうなると、苦手なことは別にやらなくても良いのではないかということも話題になります。確かにこの考えはそうだと思います。

誰しも凸凹はあるのだから、全て平均的にできるようにならなくてもいい。かと言って、好きなことばかりやるだけだともったいないという気持ちもあります。そこら辺に面白いものはいっぱいあるよと。本書にもありますが、そんなふうに物事を面白がる力が好奇心なのだと。

好奇心の感度を上げるために必要なことが「Feel度Walkと知図づくり」になります。これはまた別記事で詳しく書きますね。というか、今週の日曜日にLCLがあるのですが、その講師が市川さんなのです。これはめちゃくちゃ楽しみ!!

そして、午後からは念願のマティス展へ。午前中に市川さんの本を読んだからか、マティスは非常に好奇心がある人だったのだなと感じました。特に晩年に作成した切り絵は、様々な形を自然物から観察して表現したのではないかと考えました。

私自身も創作意欲が湧き、刺激的な展示でした。自分の手を動かして好奇心の向くままに遊ぶように作っていきたいと思います!


この記事が参加している募集

探究学習がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?