結婚指輪選びで重要項目は何なのか・・・
今まで梅田や神戸でたくさんの結婚指輪を探しているカップルさんたちのお手伝いをしてきましたが、筆者が担当するお客様に常に伝え続けていることがあります。それは『結婚指輪を選ぶうえで大事なことは壊れない指輪を選ぶ事！』です。
指輪選びの重要度で優先されるポイントは『デザイン』『品質』『アフターメンテナンス』『ブランド』とか色々あると思います。ですが、みんな忘れてしまうのが『耐久性』なんですよね。婚約指輪なら耐久性ってお出かけ用の指輪だからそんなに気にしなくてもいい項目なんですが、結婚指輪の場合は気にしてほしい最重要項目だとお伝えしています。
結婚指輪ってなんで耐久性が重要なの？
結婚指輪を選ぶのになぜ耐久性が大事なのか・・・それは何十年も毎日身に着ける指輪だからです。毎日身に着けるってことは、平気で重たい荷物とか持つことも出てくると思います。重たい荷物を持ったりすると金やプラチナで作った指輪は変形します。もし、ダイヤモンドがセッティングされている指輪が変形したならダイヤモンドが指輪から落ちてしまうリスクもあります。
皆さん気になされてないですが、結婚指輪に使う『金』と『プラチナ』は金属の中では非常に柔らかい部類の金属です。希少価値が高くて、耐腐食性に長ける点で結婚指輪や婚約指輪に選ばれている金属です。ですが、強度を上げるために不純物を混ぜて、純度をあえて落とし強度を持たせていますがブライダルジュエリーのプロである筆者から言わせれば『粘土みたいな金属』です。細身の華奢なデザインの結婚指輪を選んだ場合は日常のお買い物で変形（真円から楕円に変わる）します。
でも、ブライダルジュエリーショップの店員さんたちは耐久性については接客の中であまり言及されません。
なんで店員さんは耐久性の話をしないの？
一般的なブライダルジュエリーショップの指輪は『鋳造製法（型に流し込んで作る製法）』で作られていて、耐久性よりもデザインにこだわりのポイントを置いているからだと思います。じゃあ、なんでお前（筆者）は耐久性を気にするの？？ってところですが、『毎月一回は変形してしまった結婚指輪の修理の相談を受けるから』と『以前にお客様から選んでもらった結婚指輪が変形して鬼のように怒られたから』です。
僕たちが取り扱う結婚指輪と婚約指輪って選んでくれた人の一生の宝物になるアイテムですし、その人たちの人生にターニングポイントにもなりえるようなアイテムでもあります。そんな大事な指輪が簡単に変形したらお客様はバチギレ（鬼のように怒る事）です。『自分たちの結婚の思い出が台無しになった！！』と怒られます。怒られて困ります。悲しくなります。
筆者が在籍しているお店では必ず耐久性のお話をさせて頂いた上で結婚指輪を選んで頂くのでそんなクレームは起きませんが、していなかったらバチギレされると思います。と言うか、バチギレされます。
ちなみ金やプラチナの耐久性ってどんなものなの？
金属の耐久性を値に出した『ビッカース高度』と言うものがあります。
『ビッカース硬度』は硬さを表す尺度のひとつで、1925年に開発された試験法を応用します。地球上で一番硬いといわれるダイヤモンド製の四角錐を被試験物に対して押し込み、そのときにできたくぼみの大小で測定します。
プラチナ900/950 HV80−100
K18 YG/WG/PG HV120−150
以上のような値に大体落ち着いてくると思います。これがどのくらいの値なのか・・・気になりますよね。ビッカース硬度はHVで表され、その数値が高いほど、硬度の高い素材といえます。 たとえば、アルミニウム製の1円玉はHV45、銅・亜鉛の合金である5円玉はHV150、銅が95%を占める10円玉はHV130、銅・ニッケル合金の50円玉はHV160、といった具合です。
そうなんです！K18やPt900/950って硬貨より柔らかいのです。意外ですよね。
ちなみにK18やPt950でも強度を上げる方法があります。それは『鍛造製法』で指輪を作ることです。使用する貴金属に圧力をかけて圧縮してから指輪を作っていく方法です。金属加工の工程で多くの時間を費やし、金属密度が非常に高くなっていることから、鍛造プラチナ、鍛造ゴールドのビッカース硬度はHV180 - 220にまで達します。
ステンレス製のナイフやフォークの硬度がHV200程度なのでブランドによっても硬度は違えど、鍛造製法の結婚指輪は一生使っていくものにぴったりな耐久性を誇っています。
神戸・三宮で探す耐久性の良いブライダルジュエリーブランド
ドイツと言えば、鍛造製法の指輪を生み出したことで有名な国です。第1次世界大戦のときに軍人たちが着けていける鉄の指輪から始まった文化です。そんなドイツでも愛されているブライダルジュエリーメーカーがFISCHERです。200t鍛造という尋常じゃないほどの圧力をかけて作られる結婚指輪はこの上ない耐久性の高さと圧倒的な着け心地を体感することが出来ます。
筆者が1番お勧めするブランドでもあるFISCHERは、ほかのブライダルジュエリーショップでは語られない自分たちが選んだ指輪の製造過程を1から10までご説明できるブランドです。自分たちが選んだ指輪の選んだ理由をちゃんと説明できる指輪の代表格のような存在のブライダルジュエリーブランドです。ビッカース硬度も220以上あるとも言われているブランドで耐久性の高さは折り紙付きです。
国内最大手の筆記用具メーカーとして君臨するパイロットコーポレーション。大正時代から続く老舗メーカーです。世界では4社しかない金で万年筆のペン先を作ることが可能な貴金属加工のスペシャリストとして世界的に知名度の高い企業です。
万年筆のキャップを輪切りにすれば指輪になるんじゃないかというアイデアから指輪の製造にも力を入れだし、今では国内ブライダルジュエリーメーカーが追いつくこともできないほどの鍛造技術を持っています。国内では2社だけの地金の精製から自社で行うほどのこだわりの高いブランドです。個体差のない指輪作りにも力を注ぎ、注文した指輪の出来上がりが店頭サンプルと寸分の狂いもなく仕上げてくる変態的な技術を持っています。筆者が愛するブランドのうちの一つでもあります。
Pilot Bridalはビッカース硬度200以上とこちらも安心感のある耐久性を持っています。
耐久性の高い結婚指輪を探すならgardenがおすすめ！
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