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育ての母

世の中には子供を授かりたくても授かれない女性がたくさんいます。
夫婦二人で人生を送る選択をする御夫婦もいると思います。
けれど、やっぱり子供を持ちたいと思う御夫婦もいます。
そんな方達の為にある制度が特別養子縁組です。
私は素敵な制度だなとこの制度を知った時に思いました。
世の中では悲しい事件があとを絶ちません。
本当の父親と母親なのに、虐待をする。
虐待の末に尊い命が奪われ、消されてしまう。
どうしてそんな悲しい事が起きるのだろうと思ってきました。
無事に生まれて、これから、沢山の幸せが待っていたはずなのに、それを知らずに短い命を終える。
いたたまれません。
そんな自分の子供を大切に出来ずに、愛情を傾けられない親ならば、血が繋がらなくても大切に育ててくれる人達の方が、血の繋がりを越えて、親子と呼べるのではないかと思っています。
何歳かになった段階で、本当のお母さんが他に居るんだよという告知がありますが、最もデリケートで緊張をする瞬間なのかなと思います。
けれど、私は思います。
幸せを願うお母さんが二人もいるということ。
それは幸せなことです。
訳あって育てられなかったのかもしれません。
けれど、大切に育ててくれるお父さんとお母さんに育てられることによって、血の繋がりを越えて、たくさんの幸せを受け取ることが出来る。
そこには、沢山の愛情もある。
そうなったらもう、生みの親も育ての親も関係ないのではないでしょうか?
大切なのはやっぱり、愛情いっぱいに育ててあげること。それが一番大切なことだと思います。

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