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記念日を決める人たち

今日、一月二十一日は、ライバルがを手たずさえる日らしい。どうも薩長同盟が締結したのが今日だったかららしい。
 「ライバルが手をたずさえる」というとカカロットとベジータ、ラオウとケンシロウ、進藤ヒカルと塔矢アキラを思い出してしまう人がほとんどだと思う。ライバルという単語からは薩長同盟はちょっと出てこないぞ。ましては薩長同盟が締結した日を「ライバルと手をたずさえる日」にするセンスは私にはない。
 きっと世の中には記念日委員会みたいのがあるんだろう。仕立ての良いスーツを着たおじさんやおばさんが顔を突き合わせて「薩長同盟記念日だと地味じゃないですか」「じゃあ、ライバル!ライバル記念日とか」「ライバルと手を携える日はどうですか」なんて感じの話し合いをしたのだ。この日を「ライバルと手を携える日」に決まった時、とんでもない充実感でその場は満たされたはずだ。何時間も話し合わないとライバルが手をたずさえる日なんて表現は出てこない。
 ただ、薩長同盟記念日じゃだめ?


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