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引っ越しが決まったので本を手放す話。

 引っ越しをすることになった。
 なので、本棚を整理しなければならない。特にKADOKAWAの月刊短歌が大量にたまっている。私の投稿作品が掲載された号は保存用としてとって置くとして、それを覗いてもなお三十冊もある。   場所を取るから手放すしかないのだが、捨ててしまうのは惜しい気もする。
なので捨てる前に一応、古本屋に連絡して買い取ってもらえないか問い合わせすることにした。
 ネットで「雑誌 買い取り 古本屋」で検索。一番はじめに出てきたページを見てみる。
 古い雑誌を中心に扱っている店で十年〜二十年ぐらい前のアイドル雑誌や、漫画雑誌などを取り扱っているらしくホームページにはたくさん写真が掲載されていた。
 私が売りたい本は五年ぐらい前なので買い取ってくれないかもしれないと思ったが、ものは試しである。売ろうと思っていたもの、つまりKADOKAWAの短歌とあと数冊の文庫本を簡単にリストにし(と言っても題名を並べただけである)メールで送信。宅配買取を希望する。
 次の日にメールが届いた。買い取れるものもあるが、買取金額が千円に満たない。千円以下のものは買い取りをしても送料のほうが高くつくからと断られてしまった。
 私はこの時、何故か古本屋に本を売るということに固執していた。 
 なので意地になって、すぐに別の店にも見積もりを頼んだ。そこも似たような理由で買い取りを断られてしまった。
 その後、買い取ってくれそうなところをさがしたが、結局雑誌のジャンル、古さなどもあって買い取ってもらえなかった。結局、雑誌は古本屋に買い取ってもらえないという事を改めて確認しただけだった。なんか体力と精神力を消費した。でも、レアな雑誌しか買い取ってもらえない事には納得したので無駄な時間ではなかったかもしれない。…否、よくよく考えてみたけどアレは、無駄な時間だった。
 

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