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出張記録|東浜海岸@鳥取

先日、出張で鳥取に訪れた際に、時間が空いて、小旅行として訪れた場所がとても良かったので記録として、残しておく。


行ったキッカケ

出張で1週間鳥取にきた。仕事が早く終わり、午後いっぱい時間が空いた。
「一人旅おすすめ」とかでググってみたけど、大体砂丘か車で行くようなスポットなので断念。
一緒に仕事できていた釣り好きの同僚が、鳥取の海は綺麗だということを言っていた。
車中から見た、田園が広がる風景に心奪われてたし、海見てみたかったしで、目的は海を見に行くことに決定。
電車にも揺られてみたかったので「電車で行ける範囲×海が近い場所」とした。
2つの条件に当てはまるところを調べると、「東浜駅」がどうやら海が近そうだったので目的地をこことして、向かった。

東浜駅

東浜駅に到着すると、目に映ってきたのは、ガラス張りの駅舎、鏡になっている屋根、緑の郵便ポスト。
無人駅なのはそうだろうと思っていたけど、駅舎が想像以上に綺麗でびっくりした。
調べると、2017年に建て替わったとかでかなり新しいらしい。
にしても、正直こんな田舎の駅舎なんてボロボロなんだろうと思っていた。
舐めてた。

鏡張りになっている駅舎の屋根

東浜海岸

駅舎に面を食らいつつ、後ろを振り返るとすぐに海が広がっていた。
真っ青な空と、青々とした草木、透明すぎて空の色をよく反射して青く写った海。青のコントラストが完璧な絶景が広がっていた。
まるで、夏の風景とはこのことですと言わんばかりのきれいな景色だった。
しかも、海には海水浴に来ている人がちらほらといたけど設置されていた遊歩道には誰も人がいなかった。
この素晴らしい景色を自分が独り占めした感覚でとても気分が高揚した。

遊歩道から見た海
覗く景色が南国みたい

駅周辺の街並み

高揚感を抑えつつ、駅周辺の道路も歩いていくと、
今度は、「ぼくのなつやすみ」に出てきそうな、
ノスタルジックな景色が目に飛び込んできた。
東京じゃ絶対に見ることのない木の電柱や昔の看板。異空間に飛ばされそうなトンネル。のどかな山々。
どれも自分の胸をワクワクさせるものばかりだった。

木製の電柱が珍しかった
この先何があるかワクワクするトンネル

すっかりテンションが上がっていたけれども、
やっぱり暑さの前には、行動限界も訪れるものだった。
当日の鳥取の最高気温は34℃。
1時間近く歩いていたけど暑くてどうしようもなかったし、
ホテルに帰るための電車も次は2時間後くらいだったので、
途中にあった、オシャレな外観のカフェがあったのでそこで休憩することにした。

カフェにて

コーヒーを出してくれてすぐ、お姉さんとお話をしていた。
仕事で鳥取に来て、早く終わったから東浜海岸に来てみたこと。景色を見ることが好きなこと。など。
お姉さんからも、城原海岸の方が観光としては有名で東浜海岸はなかなか人が少ないこと、洞窟やプレートが見れるスポットがあること、
近くに綺麗な民宿やゲストハウスがあることなど、この街の魅力についていろいろ教えてもらった。
カフェで店員さんと話すという自分の小さな野望が叶っていることに嬉しさを感じつつ、気づくと電車が出発する時間が近づいていたので、名残惜しみつつ、カフェを出て駅へと戻った。

駅のホームから見た景色

完全な思いつきでの午後の過ごし方だったけど、
すごい綺麗な景色を独り占めして、
カフェで店員さんと話しして、
電車に揺られてちょっとした旅気分を味わうことができた。
でも、こんな絶景を目の前にして、一眼レフを持ってこなかった自分を恨んだ。
こういうことがあるからやっぱ常にキャリーケースに忍ばせとくべきなんだな。
今度はちゃんとカメラも持って訪れたいと思う。

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