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ビオトープの維持

オヤジブログ怪気炎 vol.125

小学校には少なからず植物が植えられている。子どもたちが栽培に関わる学習が計画されて、例えば一年生は自分のポットで朝顔を育てているし、二年生は野菜を育てている。動物も理科の教科書にメダカが登場するし、教室内に水槽があって、魚や亀が飼育されていることも多い。藻が繁殖して緑色になったプールには、もれなくヤゴがいるので教室でヤゴを飼っている子どもたちも多いが、ヤゴは子どもが学校に登校する前に羽化してしまうので、教室にトンボが飛んでいるのを見るだけになってしまうことも多い。
これらを仮に「学習に伴って仕組まれた飼育」と呼びましょうか? 本来その学校がある地域は、どんな生物がいるのか? それらを小さな自然を作って観察できるようにしたのが、ビオトープです。昔勤務した学校には、かなり大きなビオトープがあり、その水量の維持や放っておくと繁茂してしまう外来種の駆除に取り組んでいたことがあります。結果としていわゆる花壇や畑とは、違う植生が見られ、勉強になりました。
日本の固有種が外来種によって駆逐され、居なくなってしまう前に、ビオトープを含めた地域固有の自然環境の維持に工夫が必要だと感じます。

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