うつ病闘病記2
こんばんは。
だいぶ間が空いてしまいましたが、「うつ病闘病記」からの続きです。
前回は精神科に入院するところまででした。
今回はそこからの話を書いていこうと思います。
大学病院精神科入院開始
そもそも入院を勧められたのは、休職したとしても日常生活を続ける限り、なにかしらのストレスは受け続けるので、それらを完全にシャットアウトするためです。
入院するときに、担当医と話をして、少し薬を調整されました。
入院するのは人生初で何を持って行ってって事すらわからんままバタバタと入院突入となりました。
精神病棟とは?
さて、精神科の入院エリアというのは、一般病棟とは完全に隔離されます。
「病棟」と言っても別の建屋があるわけではなく、建物の一部のエリアが隔離された状態で存在します(本当に別の建屋のところもあると思いますが)。
まず、入口が完全施錠されていますので、外部の人間が勝手に入ることはできません。
そして逆に、中から外へ出るのも看護師に言って開けてもらわないと出れません。
これはおそらく、脱走(?)するのを防止するためだと思います。
売店に買い物行くにも毎回看護師に言って開けてもらわないといけない、戻ってきたらインターホン鳴らして開けてもらわないといけないのでかなり煩わしいです。
そして病院としてはありえない、「喫煙所」がエリア内にあります。
通常、特に大病院となれば建屋内どころか敷地内禁煙が常識だと思うので、これにはビックリしました。
看護師さんに聞いたところ、「吸いたい人が吸えない」というストレスをなくすため、だそうです。
肺の健康よりも精神的な健康ですね。
ちなみに私も喫煙者なのでこれは非常に助かりました。
精神病棟と言えば、窓には鉄格子、出ることもできない、拘束具がある・・・というのが私の偏見だったのですが(すみません)、全くそんなことはなかったです。
窓は普通、拘束具・・・はひょっとしたら裏にあるのかもしれませんが、私は見てないです、外出るのも看護師に言えば「どこ行くの?」「売店です」「はいどうぞ」ってな感じで全然フツー(?)な感じでした。
精神病棟にも軽度、重度とかの違いがあるのかもしれませんが・・・。
精神病棟に入院している方々
私以外にもたくさんの方が入院していました。
何言ってるかわからない人、明らかに認知症な人などなど、いろいろいましたが、危害を加えそうな人みたいなのは皆無で、みんないい人で、すごく和気あいあいとした雰囲気でした。
ただ、一番パンチがきいてたのが、喫煙所で会ったおばちゃんで、夏なので半袖半パンなのですが、手首にリストカットした跡がめちゃくちゃ残ってる人でした・・・。
話をしたら、「手首だけやないよ」と太ももを見せてくれましたが、太もももフットカット(と言うのか?)跡が山ほど・・・。
「カッターで切るやろ?ほんなら血がドバッて出るやん。それ見ると落ち着くねん」と言われましたが、全く共感できずただただ引いた記憶が強く残ってます。
あまりに体中を切り刻むので、息子に強制入院させられたってボヤいてました・・・うん、入院して正解だと思うよ。
ただ、話してる感じは全然普通のいいノリのおばちゃん。
やっぱ精神病棟に入院するような人は、パッと見ではわかりません。
たぶん、私もパッと見は「なんで入院しとんねん」というふうにみられてたかもしれないです。
入院後の体調
入院して日常生活から隔離されたからなのか、最初に書いた通り薬を調整されたからなのか、すこぶる好調で、吐き気もほぼなく、食欲も普段よりもある感じで、むしろ「なんでお前ここにおんねん」ってな感じの患者になってました。
結果、問題なさそうだということで、1ヶ月で退院することになります。
このあと、退院して日常生活に戻ると問題ありありなことになるのですが・・・。
とりあえず今回はこの辺で。
長文、ご覧いただきありがとうございました。
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