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ピアノと向き合う

〜ピアノ練習〜

娘「まいにちピアノはつまらなーい。わたしほかにもいろいろやりたいし」
母「発表会の曲、一段できたら楽譜の裏に星を足していっていいよ」
娘「そしたら、ほしやつきだけじゃなくてうさぎさんもかいたりおりがみで作って貼っていい?」
母「いいよ!」
娘「やったー!つぎのだんいくまで、がんばるね」

母感想→
娘はお絵描きやうたが好き。ピアノに限らず発表会に出るのも好き。ピアノに限らず何でも練習は嫌い。

つい指導に熱が入ると出来るまで30分以上触らせてしまうがそれはNG。なぜなら大好きなお絵描きする時間が減ると思うし体力もおいついていないから。
そこで、練習出来たときの景色がどうなるかイメージさせて、なるべく好きなことと結びつける。

とにかく子どもは飽きやすい。

それでも、子どもが自分からやりたいと言ったことを、どうやったら続けやすくなるのか、考えるのは親や周りだと思う。
そしてその解決策は無理に練習させることではない。

振り返ればその昔。
泣きながらの楽器練習が苦しかったし、地元の小さなコンクールも自分の意思関係なく出るのもすごく嫌だった。
技術は教えてもらって多少身についているが、感情がのらないロボット。
同じ場で音を豊かに表現している人を見ても「すごい」より先に「やっぱりわたしはいやいややってるから、どんなに練習しても一番は取れない」と卑屈に考えていた。
先生や環境が変わって自分の選んだ曲にじっくり向き合うようになって、小さいときに身につけた技術のありがたみが分かったけれど。
今でも弾こうとすると、譜面なしに出てくるのは自分が好きな曲。

今の娘はどうか。
いつもの練習は5分保てば良いほうだけれど、発表会にむけてとなると、選曲理由も含めて自分でやりたい!が溢れている。

娘なりにピアノと向き合っている。
その証拠が発表会の楽譜の裏に記録として残り、娘なりの達成感につながると信じている。

〜選曲理由〜

娘「一曲は妹ちゃんが寝られるようなこもりうたにする」
娘「もう一曲は、だいすきなおばあちゃんのうまれた月のうたにする」
母「(え、このペースで2曲弾くの!!先生と作戦練らないと…)」


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