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自転車同士の事故で幸い軽症だったもののいろいろ大変だった話 4

【事故後11日〜12日目】
起きる動作は、立ち上がりサポート器具を使ってなんとか起き上がっているが、少しずつ楽になってきている。
移動も両松葉ではあるが、頼る力が小さくなってきている。
寝るときは、いつもの敷布団+マットレスでは足が真っ直ぐになると痛みが出るので、掛け布団を敷布団として追加してみたら、痛みが軽減した。
寝返りはまだ足をゆっくり小さく折り曲げてゆっくりと右下で横向きになることができる程度。

【事故後13日目】
Aさんの保険会社から送られてきていた書類に記入して送り返す準備をしようと改めて見たら、名前の漢字が間違っていることに気づいたので担当者Kさんに連絡して送り直してもらうようお願いした。
午前に警察から電話があり、午後に担当Tさんが診断書と調書を取りに来られた。
ヘルメットを被っていたか?ライトを点けていたか?速度はどうだったか?など、事故直後に聞かれたことを再度聞かれた。
ヘルメットは努力義務だが、今後厳しくなっていくと思うので被ることを検討してくださいと言われた。
こちらの過失を問われたが、歩道を走行していたことぐらいで、それ以外は何もありませんと返答した。
これで事故の届けに受理番号がつけられるので、今後の手続きが進むと思いますとのことだった。
告訴に関する教示書(加害者を過失傷害罪で起訴しようとするなら6ヶ月以内に告訴してくださいと書いた書類)を受領したが、できれば告訴せず穏便に済ませたい旨を伝えた。
調書の際に、事故当時、周辺に照明が多いのでそれほど暗くなかったが、Aさんの自転車のライトが正面をむいていて、最近のライトはLEDでとても眩しく、ライトとAさんのシルエットしか見えないような状態で、Aさんがよそ見している様子が見えなかったことが、事故を回避できなかった一因で、自転車のライトが正面をむいていることの危険性を伝えたが、ほとんど聞き流されているような印象を受けた。
警察の担当者Tさんが記録用紙に書いていたのは、ライトを点けていたか?ヘルメットを被っていたか?スマホを見ていたか?程度の設問の有無にチェックを付けて、こちらの過失「なにもありません」向こうの過失「よそ見をしていた」だけで、細かい情報は聞くだけで何も書かれていなかった。
調書をとる個人の裁量によるものなのか、余計なことは書いてはいけないのか、せっかく伝えたことがTさん以外には届かないのかなと思った。
また、ここで伝えたことは過失責任割合にどう反映されるのか?という疑問が残った。

調書の後、交通事故のケガで健康保険が使えるかという話を再度調べた("大阪市 第三者行為による傷病届 国民健康保険"で検索)ところ、健康保険を使った分を後から保険事務所が加害者側に請求するために「第三者行為による傷病届」を提出する手間が発生するということがわかった。
交通事故の治療では基本的に健康保険は使えないが、保険はすぐに支払ってもらえるわけではないので一時的にでも被害者が大きな負担をしなくても良いように暫定的に使えるものと理解した。

Aさんから夕方に改めて謝罪と怪我の状況を尋ねるSMSメッセージが来た。
保険会社の話ぶりからAさんが過失責任割合についてどう思っているかわからないので、あの状況でこちらに過失があるとされるのが不本意だという思いと、ライトが正面を向いて眩しかったのが事故の一因だと思っていることを伝えた。
Aさんからの返信で、自身の過失を認めており、最終的な保険の過失責任割合は保険会社が警察に事故の状況を聞いての判断にお任せしているとのことだった。
いくら細かいことを言っても証拠も無いし、Aさん自身もよそ見をしていたから当たってしまったぐらいしか認識していないだろうし(いっそのことわかりやすくスマホでも見てて欲しかったと思う)、正面同士の事故は50:50が原則だから、ネットで調べてみても、30:70が関の山で0:100には絶対にならないっぽい。百歩譲っても10:90としか思えないのに。

【事故後14日~15日目】
徐々に治って来ていると思うが、両松葉杖がまだ必要と感じる。ただ、頼りすぎて筋肉が萎えてしまうと元の状態に戻すのに時間がかかってしまいそうなので、まずは両松葉から片松葉にしてみたり、様子を見ながらリハビリしていこうと思う。
寝返りがほとんどできないため、起きる時に左臀部が痛むので、起き上がる時には、まだサポート器具が必要な状態が続いている。

5へつづく

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