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採点時間が1/3!? 話題のデジタル採点をやってみた。

らしくないタイトルにしてしまった。
ほんとは、もう少し気怠いタイトルにしたいのだが、今回このスタイルを採用した理由が2つ。

1つは、自分のnoteの傾向を見て、タイトルがシンプルで伝わりやすいことは、ビュー数に影響するから。
特に今回は、非常にコアな内容なので、他業種の人にもイメージしやすいようにと思った。

2つ目は、タイトル冒頭にある営業文句が採点地獄に臨もうとする豚の目には輝いて見えたから。この感覚を味わって欲しかった。

本題👇

デジタル採点とは

そもそもデジタル採点とは何か。
通常イメージする採点は、手作業で生徒の答案に赤い丸をつけていく作業だろう。

これをデジタルで行うのである。

まず、生徒の答案を全てスキャンする。
データを取り込むと、デジタル上で生徒の答案が並び、採点ができるようになるというものである。

「それだけか。」と思ったそこのあなた。

それだけです。
ただ、このそれだけが大きな違いを生むのだ。

メリット

①疲労度

まず、デジタル採点で行うのは、キーボードと矢印キーorマウスの操作のみ。デジタル化された生徒の答案は、設問ごとに一覧表示され、後はカーソルを合わせて、○なら「F」、✖️なら「J」(アルファベットは一例)のようにキーボードを押していくだけで採点が進んでいく。
これが素晴らしい。

通常、手で丸をするとなると、手首をしきりに回し、紙をめくりという作業が発生する。
デジタル採点では、この作業がほぼ指先で完結するため、疲労度が全く異なるのである。

②点数計算

実は、採点において厄介なのが、丸をつけた後の点数を計算する時間だ。2桁までの足し算とはいえ、これを生徒200人×大問6つと仮定しても1200問やらなければならない。
流石に、後半に入るとミスが出たりする。

デジタル採点では、この計算がオートで行われる。そして、機械によるものなので、最初の設定さえ間違っていなければ間違えることはないのだ。さらに、算出された点数データは、Excelファイルなどで出力できる。
手書きの点数をテンキーでパソコンに打ち直していたことを思えば、こんなに楽なことはない。

以上が、デジタル採点を導入して最初に感じたメリットである。

デメリットを強いて言うなら

デメリットがあるとすれば、生徒の答案自体には赤い丸がつかないということだろうか。
彼らの解答用紙は、スキャンをした後まっさらな状態で返却することになる。

デジタル採点の結果はというと、スキャンされたデータ上に均一な○か✖がつけられた状態で印刷できるようになるのである。
ここに少し味気なさを感じた。
全てが機械的に処理されている気がして、デジタル社会特有の冷たさが垣間見えた。

ただ、生徒に感想を聞いても、点数がわかればなんでも良いとのことだったので、彼らデジタルネイティブ世代には杞憂だったかもしれない。

試行結果

豚的には大いにアリ。

実際、これまでのテスト採点は金曜日がテスト最終日だったとすれば、土日の作業を必須としていた。

ところが、今回のテストでは水曜日に実施したテストを木曜日に返却するという驚天動地な現象が起きていた。

浮いた時間を提出物のチェック、成績処理へと費やせたので、非常に効率が良かった。この辺の処理は依然として時間を要するため、前回の投稿からしばらく期間が空いてしまった。

まだまだ、業務改善の余地はありそう。

明日から、終業式まで2学期最後の授業をしていくが、授業の半分を使ってスペシャルな雑談をするという予告だけして、何も考えられてない。
このnoteで、考えを整理しようとしたところ、今回の記事の下書きを見つけたので、成仏させておいた。

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