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人生がときめく片づけの魔法/近藤麻理恵

一世風靡した、こんまりさんの第一作目を読みました。

スラスラ読める言い回し、共感しやすい言葉遣いで読んでいて楽しかったです。



こんな人におすすめ

・服はあるのに着る服がない
・家の中でよくモノをなくす
・面倒くさがり、ズボラ
・でも本当は丁寧な暮らしに少し憧れている

ちなみに、私は片付けられない女です。
そしてミニマリストに憧れています。

①片付けはお祭り!!!

片付けは毎日少しずつするのでは無く、
一気に終わらせるのがこんまり流とのこと。

え、一気にって一日ってこと・・・?
無理だ、諦めよう。笑

と即座に思ってしまいましたが、
半年以内なら「一気に」の範囲内に入れてokだそう。
これならズボラな私でもできそう!!!!

そして部屋別ではなくモノ別に、まずは捨てていくべきと。
部屋別にしてしまうと、他の部屋で同じカテゴリーのモノが出てきたときに
またその部屋に戻らなくてはいけなくなる。

私もものすごーーーーく共感しました。
子供の服をお下がりにできるように
サイズ毎、季節毎に分けているのですが、
違うサイズのものが出てくると非常に面倒くさい。

面倒くさすぎてそのうち収納しなくなり、
そんなことしているうちに季節は変わりサイズも変わり、
気がつけば子供用のクローゼットの中は
服の山ができてしまっています。

思い当たる節が多すぎて、読んでいて心がズキズキしましたが、
それと同時に「早く捨てたい!」という気持ちが
どんどん大きくなっていくのを感じました。

②大切なのは触れること、感謝すること

モノに一つずつ触れて
ときめきくか、ときめかないか
感情のままに判断してみる。

こんまりさんといえばこの考え方です!

でももっと大切だと気づかされたことは、
ときめかなかったモノに対して感謝の気持ちを持つこと。

モノにもそれぞれ役割があり、
ときめかないモノは役割を全うしたモノ。

かつてはときめいたのだから、
感謝を添えてお別れしましょう、
という考え方は本当に目からウコロでした。

また、ちょっと斜に構えたな捉え方ですが、
そう考えれば格段に捨てやすくなる。
日本人の「もったいない精神」をいい感じにくすぐり、
上手に訴求しているなーと感じました。

③自分を大切にできる環境をつくる


そもそも「片付けたい」という気持ちは
何を目指して生まれる気持ちなのか。
ゴールはどこなのか。

そんなことを考えながら読み進めていましたが、
ちゃんと答えが書いてありました。

大切なのはモノを減らして効率的に暮らすことではなく、
ときめきでモノを選び、自分基準の生活を楽しむこと、
自分を大切にできる環境を作る、という事だと。

まさにそれです!!
今まで雑誌の特集や収納ワザの本を読んでも
いまいちピンとこなかったのは、
「自分のなりたい未来が想像できなかったから」でした。

片づけとは、自分が本当は何を求めているのか、
その答えを見つけるためのもの。
私はとても府に落ちました。

また、こんまりさんは好きなモノには寛容な方だな、
とすごく感じました。

・推しグッズはクローゼットの中で盛大に飾ろう
・理解されない趣味でも堂々と好きでいよう

これらももちろん、自分を大切にできる環境作りの一環です。

自分の中の基準がしっかりしていると
幸福度もあがるんじゃないかなーと思います。

④おわりに


全5章のうち、具体的な捨てワザについては中間の3章に書いてあるので、
早く知りたい人はそこから読んでもいいと思います。
私も途中で我慢できず、そうしました。

でも他の章のマインド面こそが、私には必要な部分でした。
自分のおうちを想像しながら読むと、きっとワクワクそわそわできます。

私はもうすぐ来る38歳の誕生日に
第一回片付け祭りを開催したいと思います!


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