【逆だったかもしれねェ…】島二郎が水を操れる理由
ありがとう…たくさん読んでくれて…
島合宿編、佳境
今回の考察はいよいよ佳境をむかえている「島合宿編」について。
筆者は2ヶ月ほど前に「人魚を食べたのは葉っぱの島民」であると考察した。そして現在(2023/9/18)、おおむねその通りと言って差し支えない展開にいたっている。島二郎という大きな謎を残したまま……
以前に考察した通りのシナリオで、本編がこのまま進むならば、ナガノ氏が島二郎を登場させた真意がわからずじまいになってしまう。
それに、葉っぱの島民たちは、「人魚を食べると永遠の命が手に入る」ことを知らないという。
筆者としては、全てのキャラクターの発言は信じたいと思っている。「あれは嘘で本当はこうです」では説得力のある考察は生まれようがないからだ。島民が「知らない」と言うなら知らない体で改めて考える必要がある。そして島二郎は「またな」と言ってくれた。その言葉を疑うのは島二郎に対する侮辱である。
読者は少しでも島二郎のことを知りたい、近付きたい、と思いながら待ち続けている。
考察は待っている間にしかできない。必ず帰還する島二郎について、ここから早足で考えていきたい。
初代火影が水遁水陣壁を使い、二代目火影が木遁秘術樹海降誕を使うようなものである。逆だ。
これはつまり、島二郎のルーツが水(海、湖、池など)に、セイレーンのルーツが陸にあることを示しているのではないだろうか。
島二郎の店は、島民たちの集落よりもセイレーンの拠点に近い場所にある。「カレー屋」と銘打てば間違いなくセイレーンの被害を被るだろう。「カレー」をウリにしているのに外の看板が「貝汁」なのは、セイレーン対策にほかならない。
ここまでセイレーンの生態を理解し、水を自在に操ることができる島二郎。素潜りで貝を採る、セクシープリケツおじさん……貝を採る…セクシープリケツ…貝を……セクシー……貝……セクシー……
あえて結論は述べないことにする。考えたくなくなってきた。
とにかく、島二郎のルーツは水にあるのでは、ということだけ踏まえていてほしい。
対してセイレーン。
このセイレーンを初めて見たとき、多くの読者が思い浮べたはずである。「あのこ」を…
「あのこ」は「キメラ化」した元ちいかわ族である。「キメラ化」とはちいかわ族が凶暴化した姿のことを指すが、これの最大の特徴は、「複数の生物の要素が合わさっている」点である。
キメラ(=合成獣)なので当然といえば当然だが、ちいかわ族の場合は若干都合が異なるだろう。なぜなら筆者は、ちいかわ族のルーツは「植物」にあると考えているからである。それについては以前考察したので、詳しい説明は省く。
重要なのは、現実の植物界にも「キメラ化」が存在するという事実である。植物界における「キメラ」とは、「遺伝子型の異なる組織が結合して、それぞれの形質が現われる現象」である。そしてセイレーンが操るのは「植物」。
「植物」を急成長させるには膨大な「栄養」を必要とする。ちいかわの世界における「栄養」とは「命」である。
そして、人魚を食べると手に入るのは「永遠の命」。
セイレーンは大昔に人魚を食べてキメラ化した元ちいかわ族ってコト??…
正直言って根拠としてはまだ弱い。たが、「植物を操るセイレーン」「植物キメラ」「討伐」「草むしり」「なりたいやつ」……どれも無関係とは思えない。
「島合宿編」には、「ちいかわ」の根幹にかかわる重大なヒントが散りばめられているのかもしれない。
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