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店員の態度

これは先日、妻ハンナと映画を観に行ったときのこと



ちなみに、妻ハンナは映画を愛しすぎている


チケットを購入後速やかにポテトやドリンクを注文し
上映と同時に暖かいポテトを食べることにかなりこだわりがあるらしい


そのためには、上映前の広告の時間がかなり重要らしく
チケットを買うとき、広告が何分か聞いて
ちょーーーど良い時間にポテトを買って入場をしている




しかしその日、映画を見た日、自動チケット売場に人いなかった。


ハンナはキョロキョロと周りを見回し、


かなり遠方に店員を見つかったらしく
ハンナがダッシュでバタバタと聞きに行った


カバンは急ぎすぎてなのか、ルンルンだからなのか
グルグル振り回されていた



ふふ、やれやれ
仕方ないなぁと、僕はボーッと上映予定の映画の宣伝映像をみていた




すると、ハンナの、


「もういいです」

という声。



少しうつむいて元気がない




ゆっくりこちらに向かって帰ってくる、怒っているようだった



僕「なんかあった?どうしたの?」


ハンナ「なんなのあの店員。めちゃくちゃ態度悪いんですけど!

は、はぁ…じゃねえっつうの!

しかも、広告の時間聞いても全然わかってないし
時間ないし、もういいですって帰ってきちゃったよ

はぁ」




うーん…


遠目に見てもわかる。




あの人は店員ではありません。


シャツにメガネに長身の、おとなしそうな休日のお兄さんです。



英語の教科書に載っていそうな文章で大変申し訳ないのだけれども
「いいえ、あの人は店員ではありません。
 シャツにメガネに長身の、おとなしそうな休日のお兄さんです。」



「は、はぁ…」
その通りですよね、お兄さん。


英語の問題とするなら

ダッシュでどかどか、カバン振り回して来た女の写真がのってて
「ショーシャンクの空に、リマスター版の、広告は何分ありますか?」
と訪ねてきたリスニング問題。

A.10分です
B.はい、そうです
C.は、はぁ…

お兄さん

花丸です。


それ以外だと殺されてますこれ。



ハンナ「あの店員さんの方が親切だった、5分だって。広告。急がなきゃ。


あとなんとなくでね、気づいたんだけど、さっきの人
多分、店員じゃないね」



これ途中で気づいて、もういいですってやってんな…
炎上ですこれ。


おにいさん、本当に適当なこと言ってたら殺されてたね。




ここで今回終わりたかったけど、

映画の途中

「ポテト冷めたから食べといてね」

って。ボソッって。



え僕は犬と思われてる?

そんなある日の休日。

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