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保育士転職の職歴

大学卒業後、新卒で私立幼稚園へ勤務。

当時の保育業界にしてはお給料が格段によかったことと、先生達がみんなキレイだったこと(笑)

調べもせず知ろうともせず、目に見える情報にだけ飛びついて、なーんにも考えずに就職を決めた(苦笑)
その結果、とんでもない園だったわけですが…
(いい人生経験になったとは思っています)

この私立幼稚園では丸4年間勤務。
お受験する子も通う、わりと詰め込み式保育の園だった。
子ども達が自由に遊ぶ時間はほとんどない。

ひらがなワークの時間に、
「えー、またやるのー…」という声が子どもから聞こえた。

その言葉をきいて、
「私、何やってるんやろう。子どもにこんなこと言わせて…」
これがきっかけで退職を決意。

他にも
主任によるいじめ(ひどかった、本当に。そんな人が保育者になるなよと思う)
通勤や研修での出張等、スカートしか履いてはならない、女性らしいとされる清楚な格好がルール
給料が1年で500円しか上がらない
園長への不信感
保育士を何でも屋扱い
自分の意見は言ってはいけない
自分の目指す保育観が見えてきた

等の理由もあり、退職に迷いはなかった。

その後1年間は公立園で臨時職員として勤務。
担任ではなく、障がい児加配として経験を積む。

情報収集の結果、自分が働きたい保育方針の市を見つけ、公務員試験を受ける。

無事に合格、
28歳から公立園の保育教諭として勤務、今に至る。

大人も子どももドキドキしながら4月を迎えて
新しいクラス、子ども達との関係を作っていく。
春の空気をいっぱい吸い込んで、草っぱらでみんなでゴロゴロしたりさ

夏は太陽の光を浴びて
汗をかきながら遊んで(ここ数年はなかなか難しいけれど)水に氷に寒天に
夏ならではの遊びを存分に楽しんで

秋はみんなで土いじりしながら、
落ち葉に枯れ葉にいろんな虫。
気持ちのいい気候の中で体も心もたくさん動かして

冬はそろそろお別れで寂しさを感じながらも、春からの子ども達の成長に感動したり。

子ども達と過ごす時間は、私にとって宝物。
大好きな仕事。

もちろん保護者対応、事務仕事、行事に担当係に大変なことはたっくさんあるけど、
不思議と辞めたいと思ったことはない。

けど、フルタイム保育士は今の生活スタイルには合わないな、とは感じている。
私の職場も例外なく極度の保育士不足。
時短が取れない
管理職が保育に入らざるを得ない
1人でも欠員が出ると、休みの人に出てきてもらうことも多くある
(人手不足は人手不足を呼んで、子育て世帯の先生の離職率が高い。まず一番に保育士不足について国もっと動いてくれよと常々思う)

幼い子4人いると、風邪で休むことも園からの呼び出しで早退も多くあることが容易に想像できる。

子どもが大きくなるまでは、担任は外れてパートがいいかな、と考えてみたり。
(これについては、この一文だけでは片付けられない思いがあるけれど)

これからの人生どう生きていこうか模索中の育休中保育士です。

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