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『瞑想で愛の人になる』  ヨグマタ相川圭子

私たちには、目で見ている外側の世界のほかに

目では見えない裏の世界があります

人は常に外側の世界にこだわっています

常に比較の心をもち、人によく思われたいと思

います。そして、人にどう思われるか、

といった目に見えるところを気にします

そのため、綺麗な洋服をあつらえたり、

いろいろな髪型にしたり、身につけるものに

こだわり、身繕いをして出かけていきます

もちろん、そうやって外側を綺麗に清潔に整え

る事は大切です。ただし、年齢を重ねるととも

に、そうした衣類や飾りではなく、あなたがこ

れまで生きてきたありさまが、不思議と外側の

世界にもあらわれるようになります

そしてそこに、身につけるものでは表現

できない何かが、50歳なら50歳なりの姿という

ものにあらわれ、そうしたものが求められてく

ると思います。その、目では見えない裏の世界

とは、あなたの内側の世界です

内側の世界が満たされている人からは幸せな

雰囲気が出て来ます。そうした人は穏やかで

満ち足りた顔つきをしています

しかし一方では、どこか深いところが満ち足り

ていないような雰囲気の人が多くいます

お金もあり、恋人もいて、頭もよく仕事も

できるにも関わらず、何か満ち足りていない

感じがする人がいます

その人は荒いエネルギーをしています

つまり、内側が満ち足りていないのです

その人は、ひと言でいえば表面のエゴのレベル

の満足にとどまっていて、ほんとうの自分に

出会っていないのです。

そのため、内側深くに存在する、私たちを

動かしている豊かなエネルギーが湧いてきませ

真ん中の部分にパカンと穴が開き、そこが妙に

力無く、空虚に寂しく涼しくなっているのです

一方、お金や家がなくても、恋人がいなくても

出世できなくても、真理に出会い、内側が

満たされている人には、幸せなイメージがある

のです。外側の豊かさというのは、

いつしか変化して失われていく可能性が

ありますが、内側の豊かさは誰も奪うことは

できません。人は死ぬとき、外側の豊かさを

いっしょに持っていくことは不可能ですが、

内側の豊かさというものは、その人の中に、

心のすみかである

アストラル体といわれる体や

コザール体という魂が宿る体に

ずっと残り続けていくのです

ほとんどの人はよく、外側の世界に何かを求め

て旅をします。心や体の感覚を満たすための何

かを探し求めて行くのです

知らない土地へ行き、美しい景色を見て、

美味しいものを食べ、そこで誰かと出会い、

楽しいおしゃべりをし、満たされた思いに包ま

れます。しかし、どんなに楽しんでも、

どれほど喜んでいても、深いところは満たされ

てはいません。というのは、外側の世界は、

感覚や心の働きです

それは緊張や気遣いであったり、たとえ楽しい

ことであっても、エネルギーの消耗です

人は知らず知らずのうちに、自分の中にカルマ

を積み、ストレスを溜めていくのです

変化や刺激によって、心が少し豊かになった

気がするのですが、深く内側が満たされてくる

ことにはならないのです。

続く




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