見出し画像

りょーちんが言えた!痛いって言えた!「おかえりモネ」第22週~嵐の気仙沼~

りょーちんが言えた! ここが痛い、まだ痛むって言えた!
クララが立った!ぐらいの嬉しさと切なさと心強さが全自分の心の中に吹き荒れた15日金曜日。(いろいろ混じっててすみませんハイジと篠原涼子)

まずは痛いって言わせてあげるだけでもいい。 ここが痛い、まだ痛むって言わせてあげるだけでも気持ちが軽くなることもあるんじゃないか
と言う菅波先生の言葉を受けて、みーちゃんに続いて、りょーちんの心の奥にあった気持ちを吐き出させてあげたモネ。

「お前になにがわかる、そう思ってきたよ。
ずっと!俺以外の全員に!」
「私にはわかんない。それでも一緒に生きていきたいって、そばを離れなかった人がいる。りょーちんを絶対にひとりにしなかった人がいる」

あなたの気持ちはわからないけどわかりたい、と言った菅波先生。

傷ついた宇田川さんのそばにずっといる菜津さん

莉子に重いと言われながらも、その都度うんと考えてきたから
モネはここにいる。痛いまだ痛むって言わせる。
みーちゃんとりょーちんの問題だからモネが間に入るのはどうか、モネが入らないと本音を言えない関係なら続かないのでは、という意見も目にしました。でも当事者じゃないからできることもある、というこれまた菅波先生の以前言っていた言葉通り、当事者じゃなくて冷たく言えば部外者だから、姉だから友達だからわかることがある。

「みーちゃんは俺から離れた方がいい」=大切な人を傷つけたくない 
「もういい終わりにする」=大切な人の力になれない無力さが哀しい

別れ話をしているふたりに、ふたりともわかってる?
お互いが大事だって言ってるんだよって翻訳して自覚させたのは
モネだからできたこと。

絶対に立ち直らねえ!と叫ぶ新次さんを見てきたりょーちんは、ずっと叫べなかった。叫んだって誰もオレの気持ちはわからない。叫んだってムダだと思ってたかもしれないけど、今までずーっとぶすぶすと残り火のように心の奥にあった気持ちを叫ぶことができたことで、ここが痛いまだ痛むって言えたことで自分の中の何かがほぐれた感覚が実感できたのでは。
話すことは放すこと。

みーちゃんとりょーちん
一緒になってもしんどいのではと思ってたけど大丈夫かも。
心がそばにいるのなら、大学行っても大丈夫だよみーちゃん。
と、人生半分生きてきたおばちゃんは思います。

このシーンのライティングが神がかってて
みーちゃんもりょーちんもほんとに美しかった。
ふたりの未来にずっと光が降り注ぎますように。

あなたの気持ちはわからない。でもわかりたいと思ってる。
外の人だからわかること、できることがある。

こんな、かなり前に心に響いたシーンやセリフが、後になって効いてくる。
伏線、ではないんだけど繋がってる感が感じられる
あちこちまで目くばせが届いている
このドラマが自分は大好きです。

それにしても永瀬廉くん! 登場するたびに巧くて唸ってしまう。あんなにキンプリをテレビで見てきたのに、King & Prince(キング アンド プリンス)として歌い踊ってる、文字通りプリンス王子様の永瀬くんを見ると、りょーちんなのにおかしい! りょーちんがキラキラしてる!って一瞬思ってしまった自分がいました(笑)。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

いただいたサポートは、大好きなエンタメ業界を応援するため、また活動資金のために使わせていただきます。誰かのココロに響くことばを届けるために精進していきます。楽しさ、優しさを届けたい。