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FC今治2019方針説明会で感じたサポーターとクラブの距離感

昨日行われた、FC今治の方針説明会に参加した。Twitter でライブ中継があるとのことだったが、やっぱり現場でその空気を味わいたかったので、仕事半休をとって、いざ!鎌倉。と会場のテクスポートヘ。

発表会は、FC今治・岡田会長が主に司会を務め、マスコミ、スポンサー、サポーター約200名の前で今年の方針を発表した。

発表された内容は、上記記事等で確認いただけたらと思うので、個人的な感想をここでは記したい。

経費削減を言い訳にするなよ

会見中、岡田会長が発言した言葉。J3昇格が至上命令の今シーズン。チームの強化費に大きく予算を割くことになり、社内でも「経費削減ですから」という言葉をよく聞くようになったと前置きをして、この言葉に繋がる。

FC今治のスタッフにとっては、難題だと思うが、様々なチャレンジにおいてここは知恵を絞り、経費削減だから仕方ない。という発想にならないでほしいよな、と聞いていて思ったひとことだった。

ルーキーによる駒野選手いじりと、ベテラン勢の姿勢

11名(原田選手は体調不良のため欠席)の新加入選手が一同に御披露目された際、全員の雰囲気がとてもよかった。

全体練習が開始されたあと、チームビルディングのために一泊二日のサバイバルキャンプを行った成果もあったのだろうなと思いながらその様子を見ていた。新加入の選手がひとこと壇上でコメントするとき、17歳の高卒ルーキー、大野秀和(おおの しゅうと)選手が、

駒野さんの伝家の宝刀であるケツ(尻)を触らせて頂いたんですけど、これが世界で戦ってきた人のケツなんだと思いました。

と、チーム1の実績を持つ駒野選手をいじる強心臓を披露。そのあとも上原選手も駒野選手ネタをコメントに盛り込むなど、ベテランの駒野選手をネタに若手から中堅とチームのよい雰囲気が見受けられた。

新加入ながら、このチームの精神的支柱になるであろう、橋本英郎選手、修行智仁選手のコメントは数々の修羅場をくぐってきたベテランらしく、ピリッとその場の空気が引き締まるコメントだった。

特に橋本選手は、「自分も他の選手とライバルとして戦いたい」とチーム内での競争を刺激するコメントでその存在感を示した。昨シーズンの試合中、ピッチてチームメイトを鼓舞する姿が印象的だった、ベテランの太田選手との融合も楽しみだ。

注目の駒野選手は、その愛されキャラを発揮していて、あぁ、この人は天然の天才タイプなんだw とその人柄が垣間見られたのもよかった。

ホーム戦の集客について

矢野社長からは、昨年目標にした平均観客数ホーム戦4000人、収容率日本一を目指したが成果はでず、この規模の集客は簡単ではないとの発言があった。その上で、今シーズンも常に満員のスタジアム(Jリーグの規定では80%の収容率が満員 夢スタでは4000人)を目指すと明言。

この発言は、昨シーズンJ3チームにも見劣らない観客数ながらも目標には程遠く、私もファンのひとりとして悔しい思いをした。

特に最後からホーム2試合、4000人を越える観客のスタジアムは迫力もあったし、ワクワク感が凄かった。今シーズンはこの雰囲気で全試合行けたらなぁ~と強く願うので、私も集客頑張らねば! と思った。

その目はどこに向いているのか?

あっという間の1時間で、発表会は終了した。昨年はプレスとしてプレス席でその模様を見たのだが、今回は純粋にファンとしてファンクラブ会員枠で応募、参加した。

そこで見た景色は、昨年とは違いいつも夢スタで見かける光景だった。平日のお昼にも関わらず、自分事としてクラブを応援するサポーターの姿。FC今治の応援をするまで、サポーターって若い年齢層で少々イキったヤンキー文化的なもの。という偏見があったが、今治だと年齢層も幅広くというか、お年寄りの姿をよく見るレベルで、地域で生きる、生活の一部としてクラブを応援している感じがする。

そういうサポーターも招いて開催した方針説明会だっただけに、少しでもサポーターとなにかやれなかったかな? とも思った。

松本山雅の方針説明会であったチャントを合唱まではいかなくとも、新加入選手への質問をサポーターからも受けるとか、最後に司会から繋いでもらったら1分程度コールなりチャントなりして、サポーターも共にやっていくことを示せたのになぁ~と。

まぁこの辺りは発表会の進行の問題もあるから事前に申し入れたり、サポーター側からもアクションを起こさなければならないなと、個人的に反省点ともなった。

方針説明会を終え、今シーズン、どんなことが起きるのか。こんなワクワクを日常に届けてくれるFC今治に感謝しながら、その船の一員としてやるぞ! と再度決意したのであった。

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