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虫眼鏡と階段

課題とは、「現状」と「あるべき姿」とのギャップ!分かりきったことですね。問題はこのギャップの大きさです。それほど大きくないものであれば、なんとかか頑張れば、埋められそうです。しかし、このギャップがあまりにも大きければ、埋める手立てが思いつきません。あきらめて放置するということになってしまいそうです。
そんな時は、課題の「細分化」と「階段づくり」です。とてつもなく大きく見える課題も、部分的に見ていけば、それほどでもなくなります。ある点に注目してみると、なんとかなりそうだと思えてきます。
部分的に見る、すなわち細分化する方法はいくつかありますが、「5W3H」で見るのも一つの方法です。
時間軸で見る(when:いつ)、地域性などを明らかにする(where::どこ)、関連する人物をイメージする(who:だれ)、物と事を探る(what::なに)、原因、理由を考える(why:なぜ)、方法・手段(how::どのように)、数量をはかる(how many:いくつ)、金額を計上する(how much:いくら)といった視点で見ていくと大きかった課題もその姿が次第に明らかになってきます。
そして、その一つ一つに小さな階段(スモールステップ)を作れば、手が届きそうもなかった課題に近づくイメージが出てきます。階段はちょっと頑張れば登れるくらいの高さがいいですね。一年後の到達目標を半分にすれば半年後が見えます。それをさらに6等分すれば、1ヶ月後が、それを4つに分けて1週間後の到達目標となれば、なんとか頑張ってステップアップできそうですよね。
虫眼鏡とは、「小さな虫を見るためにあるのではなく、小さな虫の視点で細かな部分を見るためのもの」と言った人がいます。まさに細分化発想ですね!手のつけられそうもなかった大きな塊のような課題も、虫の目で細分化しスモールステップを組むことで、あるべき姿に近づくルートが見えてきますよ!

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