初めてのステーキング
Project LUCKと書く人
Project LUCKメンバーの佐藤です!Project LUCKというのは、株式会社マーキュリー(代表取締役:都木聡)の中で立ち上げたプロジェクトです。そのコアメンバーが日々、自分たちが学んだことや読者の皆さんとコミュニケーションをとりたいと思い、さまざまな記事を書いています。
今回のテーマ
今回は先日、別記事にて解説を行ったステーキングについて、もう少しだけ深く、わかりやすく解説をしていきたいと思います。
前回のステーキングの記事はこちら
↓↓↓ 目次 ↓↓↓
ステーキングとは?
ステーキングには大きく分けて、ブロックチェーンへの貢献を行いそれに対する報酬を与えるシステムと、単に長期間暗号資産を保有するユーザーに対する報酬として配布が行われる2つの種類が存在しています。
コンセンサスアルゴリズムを動かす手段の1つ
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにおいてブロックチェーンに記録される取引をまとめた「ブロック」を承認するためピア(ノード)間で同じ結論を出すための方法です。
ステーキングはPoS(Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムで中心的に利用されています。この仕組みはステーキング量に応じてブロックが正しいかどうかの検証を行う代表者を決定します。
上記のシステムに参加することは「ネットワークへの貢献」と呼ばれ貢献の対価として報酬を獲得できます。
Peer to Peer(P2P)ってどんな仕組み?についてはこちら👇
投資家の収益方法の一つ
これまで暗号資産で利益を出す方法は、価格変動を利用した売買での利益が中心的でした。
しかし、ステーキングを行うとステーキングを行っている資産をネットワークに預け動かせなくする代わりに、定期的に報酬が獲得できます。そのため、売買を行わなくても利益を出せるようになり売買よりもリスクの低い長期運用としての利用方法としても用いられています。
ステーキングの重要性
なぜステーキングが登場したのか
コンセンサスアルゴリズムの方法としてのステーキングは、ビットコインなどで用いられるPoWが問題視される中新たに登場したシステムとなっています。そのため、PoWが抱える問題点を大きく改善した仕組みを持っています。
PoWについてこちら👇
エネルギー効率
PoWは膨大な計算能力を必要とし、大量の電力を消費する。
PoSは計算競争を必要としないため、エネルギー消費が大幅に削減される。
環境負荷が低く、PoWに比べ電力消費を99%以上削減できる。
スケーラビリティ
PoWはトランザクション処理速度に制限があり、ネットワークの拡大に伴う課題があった。
PoSはより高速なトランザクション処理が可能で、ネットワークの拡張性が向上可能になった。
中央集権化のリスク
PoWでは、高性能な採掘機器を持つ大規模マイナーが優位になり、中央集権化のリスクがある。
PoSでは、暗号資産の保有量に応じて参加できるため、より分散化が促進される。
ステーキングによるネットワークの維持
先ほども解説したように、ステーキングはコンセンサスアルゴリズムを正常に動かすための方法として機能しています。
大量の暗号資産をステーキングすることで、検証者はネットワークの安全性を維持するインセンティブを持ちます。
しかし、管理者のいないネットワークを正常に動かすためにはネットワークに対し悪意のある行動を行った場合の罰則が必要です。
そこで、ネットワークへのステーキングではスラッシングと呼ばれる罰則が存在します。
スラッシングは、悪意のあるステーカーが不正なネットワーク検証を行った際にネットワークに固定し預けている暗号資産が没収されます。
この仕組みによって、ステーキングを行う人はネットワークに対して二重支払いなどの不正な動きを行わなくなります。
最後に
いかがだったでしょうか?
ステーキングは、預けているだけで暗号資産がもらえるだけでなくブロックチェーンの中心的な仕組みを支える仕組みでもあります。
皆さんがステーキングしている暗号資産もネットワークに貢献を行っています!
まだステーキングをしたことないという方はぜひ、暗号資産の運用方法の1つとして選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
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