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B Dash Camp 2024 Spring in Sapporo 参加レポート

はじめに

Project LUCKと書く人

Project LUCKメンバーの原口です!Project LUCKというのは、株式会社マーキュリー(代表取締役:都木聡)の中で立ち上げたプロジェクトです。そのコアメンバーが日々、自分たちが学んだことや読者の皆さんとコミュニケーションをとりたいと思い、さまざまな記事を書いています。

今回のテーマ

この度、2024年5月22日〜24日に実施された、招待制カンファレンス「B Dash Camp 2024 Spring in Sapporo 」に参加してきました。
いつものコンテンツとは雰囲気を変えて、イベント参加レポートを執筆します!


B Dash Campとは?

どんなイベントなの?

「B Dash Camp」とは、国内外のテック業界のキーパーソンと有望なスタートアップが参加する招待制カンファレンスです。日本のVC(ベンチャーキャピタル)であるB Dash Venturesが主催しており、2011年より毎年2回開催されています。

B Dash Campではスタートアップの経営者、上場企業の役員、ベンチャーキャピタル、スタートアップ支援者等が集まり、業界トレンドに関するパネルディスカッションや参加者間のネットワーキング、スタートアップによるピッチコンテストなどが実施されています。

マーキュリーは何をしてきたの?

業界内外についての勉強と様々な企業とのネットワーキングをしてきました!
Web3業界は良くも悪くもまだまだ狭い業界であり、尚且つ特殊な事業領域です。他業界の最新トレンドをキャッチアップする為に、普段はあまり触れない領域についての学びを深めてきました。
勿論、Web3に関する情報のキャッチアップや勉強も欠かしてはいません!

参加したセッションの紹介

大きく進むWeb3の社会実装〜データ連携で生まれる新たなビジネスチャンス〜

暗号資産の価格が注目されがちですが、ブロックチェーン技術を課題解決の手段として、企業間のデータ連携で活用できるのでは?という趣旨のセッション。
インターネット・スマホ・SNSの普及により、エンドユーザー同士で繋がり、世界中の情報を受け取る様になったことで、消費行動や選択手法も大きく変わったにも関わらず、サービス提供側の情報は各社で分断されたままであり、最大限活用されていないのではないか・・??

こんな発想から、”各社が独自に情報を収集して活用する”という当たり前を脱却し、様々な企業が連携することにより、経済合理性を保ちながら社会的価値を創出することができるのではないか?そういった議論がされたセッションで、実例として、株式会社NTT Digitalが先日発表した「Web3 Jam」というプロジェクト内容も解説されておりました。

業界に詳しくない参加者向けに、ブロックチェーンについての平易な説明もされており、LUCKで進めている初学者向けの説明コンテンツ作成の勉強になるな〜と思い、しっかりとメモ取っていましたw
・・・そして、今回のB Dash Campで唯一の、web3関連セッションでした!

マーケティング新時代〜広告費を投下するならここしかない!〜

「どんな事業をやっていても、マーケティングには通ずるところがあるはずだ!」と思い、参加したセッションです。
登壇者それぞれで得意な広告手法やおすすめがあったのですが、中でも印象深かったのはテレビCMの使い方の紹介でした。

テレビCMの役割とは?と聞かれると、「広く認知を取るため・ブランドイメージの構築」などを思い浮かべますが、新たに「ライブコマースの効果を高める為」という斬新な使い方が紹介されていました。
テレビCMでタレントの”すごい”印象を与えた後、ライブコマースで直接ユーザーとコミュニケーションをとることで、「画面の向こう側の遠い存在の”はず”の人が、今自分のコメントに反応してくれてる!」という感情を生み出し、エンゲージメントが向上するというもの。
時代の移り変わりとともに新しい広告チャネルが誕生したことで、従来の広告手法にも新しい使い方が発見されている、面白い例ですね。

その他、マーケティングにおける基礎的な考え方や、トップランナーの方々が現代の広告において重要視しているポイントなど、多くの学びがあるセッションでした!

イベントでの気づき・発見

Web3はマイノリティ…

まずイベントを通して感じたことは、Web3が非常にマイノリティということです。セミナー・参加企業共に、Web3関連は非常に少なく、少し寂しい気持ちになりました。
インターネット以来の産業革命と言われるブロックチェーン技術ですが、社会実装までの道のりは長く、まだまだ黎明期なのだと実感しました。
逆に、現段階でWeb3領域でビジネスに取り組んでいる企業は非常に先進的で、超早期参入層である!ということですね!!(前向き)

これだけ多くのセッションの中で、Web3関連は一つだけ・・

メインの話題は…

言わずもがな、生成AI・LLMはホットトピックとして多く取り上げられていました。
近年立ち上がる新規事業・スタートアップの傾向についても、課題解決型のSaaS事業から、コンテンツ・カルチャー関連等が増えてきており、社会の大きな潮流を感じられました。

また、イベント内でも大きな注目を集めたのは、規制緩和や新法案についての議論も盛んなライドシェア。法規制が重要なイシューであり、新しい産業構造が作られている点は、全く異なる領域ながらもWeb3・ブロックチェーン領域に通ずるところがあると思います。
ライドシェアのセッションの中で、「需要があるから、(ライドシェアを)やるべき」という話が繰り返し出ていましたが、Web3ではテクノロジーと法規制のみが先行し、”実需”が曖昧なままであることが、ライドシェアとの違いなのでは・・・と個人的に思いを巡らせていました。

まとめ

生成AIブームも少し落ち着きを見せ、「本質的に成すべきことは何か?」に目が向けられていっているような印象でした。
Web3領域の動きは非常に早く、内容も難解なものが多いです。B Dash Campでもマイノリティであるのは必然ですね・・・

Project LUCKを通して、Web3の面白さをより多くの人に感じてもらえるよう、引き続き発信していきます!

引用:

B Dash Ventures公式HP

B Dash Camp 2024 Spring in Sapporo 公式HP

B Dash CamP 公式X

https://twitter.com/BDashCamp


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